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COVID-19 (新型コロナウィルス)感染状況の時系列分析の一例 厚生労働省プレスリリースより

2020/08/25

厚生労働省は「新型コロナウィルス感染症の現在の状況と厚生労労働省の対応について(日版)」として、各自治体のウェブサイトで公表している数値等を積み上げたものとして公表している。

下のグラフは、PCR感染確認者数、死亡者数、重症者数の日発生数とその週間移動平均値(中央値)の推移を描いたものである。PCR検査陽性者数に合わせるために各系列の値に掛けた倍率を凡例に示した。

これを見ると、確認陽性者の上昇が始まってから、14日遅れで重症者が増加し始め、19日遅れで死亡者の増加が見られる。

これらの日間のずれを移動して重ねたものが上のグラフである。7月1ヶ月間の期間では、なり良い一致をしていると見るべきだろう。この期間死亡者数は陽性確認者数の1%程度であった。

したがって、COVID-19感染全期間にわたって死亡者が感染者の1%と仮定してCONVID-19感染者数を推定したものが下のグラフの橙色線である。青色は公表されたPCR検査の陽性者数で何れも週移動平均で示した。

5月末までは両者の開きが大きく、これは第一次と二次の(SARS-CoV-2)の変異の結果死亡率が変わったのか、メディアなどで批判された日本のPCR検査制御の結果、実態より確認陽性確認者が少なく公表されていたせいかはわからない。いずれにしても第二次の方が感染者が多い確証はない。

下のグラフは、公表された全期間の日当たりの死亡者数(青色棒)である。7月以降は、確認陽者数の1%が19日後に死亡するとして試算(赤棒)重ね合わせたものである。8月22日以後はこの仮定での予測値である。

予測値と実際の死亡者数との様子を拡大して下のグラフに示した。

このように、感染確認者数に比べ、第二次では重症者や死亡者数は第一次より少ない。

メディアは、悪いことを強調する傾向が強いが、PCR確認感染者数だけの時系列で実態を把握するのは間違いで、例えば下の新聞記事のように、第一次と第二次の拡張期には重症者数では反対の傾向を示している。

目立つ事件が売りのメディア記事は、正しい総合判断を妨げ、間違った認知バイアスを一般に拡大する恐れを警戒すべきであろう。

私のブログ2019年の統計 年間投稿数186編  表示数16,377 世界46ヶ国

2020/08/17

私のブログ記事統計 世界での年間表示数ベスト10 2012年から

2020/08/17

私のこのブログ、Wordpressの統計で国別トラフィックが表示されるようになりどの国で見られているかが分かるようになった。残念ながら日本語でしか書いていない記事、おそらく在外日本人の方々であろうと思われる。

2012年から見ると、アメリカは9年間すべてで際立って多い。他の国では、年毎に順位は入れ替わるが、2017年より中国の表示数が急に増え始め、本年(2020)にはアメリカに次ぐ2位となっている。ほぼ毎年見ていただいている国々は、香港、マカオ特別区、また台湾。他の国では、韓国、イギリス、ドイツ、フランス、カナダ。不思議なことに大国ロシアは2015年に5位に記録されていたがそれ以後10位までには現れていない。南半球ではオーストラリアとニュージーランドが記録されている。

下に、国別表示数の多い方からのベスト10の画像を統計情報ページからコピーした。

COVID-19  パンデミック 世界の国では確認感染者数と死亡者数の関係は一様ではない 感染者数の増減だけを見て騒ぐのは間違いであろう 

2020/08/14

ここ数週間、日本のメディアは一斉に感染者数の増加だけを目立つ見出しにして危機感を煽いでいるように見える。特に感染者に対し社会的差別を起こさない様な注意が足りないように感じる。何より重要なのは感染者数ではなく、重症者や死亡者を医療により防ぐことでありであり、感染そのものは通常のインフルエンザと同様に社会的に緩やかな感染増であれば免疫保有者が増加することで流行の爆発現象が衰退するものである。これに期待したイギリスやスウェーデンでは今回は失敗したように見られている。

何れにしても今回のパンデミックは不明なことが多く、また政治政策や社会習慣の違いからか、国や地域による形態の変化が大きい。その一例として感染者数と死亡者数の日変動についてジョーンズ・ホプキンス大学が公表しているグラフで見てみた。https://www.arcgis.com/apps/opsdashboard/index.html#/bda7594740fd40299423467b48e9ecf6

下の組みグラフは、特徴ある国の幾つかを選んで、JHUのグラフを転写したもので、感染確認者数と死亡者の日推移グラフを上段下段に並べて示した

日本とアメリカは第一次より二次の感染者数の方が多く、死亡者については、日本では第二次では今のところ少ないが、アメリカはかなり多い。

ヨーロッパの国では、まだ第二次の感染拡大は見られないそれに従って死亡者数の増加も見られない。ドイツ、スェーデンは第一次の増加率が低くその代わり影響が長引いているように見える、それに比べ激しい爆発的感染増加が見られたイタリアは同時に死亡者増も顕著であったが、免疫保有者が多くなったためか第二次増加は見られない。

南半球の国では第二次の拡大の方が顕著で、死亡者数も第二次の方が大きい。今は冬にあたり、COVID-19が季節性であれば、北半球の来年冬季が心配だ。それまでに、医療が対応できる範囲内で緩やかにコントロールしながら感染を進め、抗体を持つ人の社会増加に期待することも選択肢であろう。

東アジアの三ヶ国では第一次の増加率が急激であったがその後の強力な社会的コントロールが働いたからか、死亡者が少くそれぞれ特徴的な形態を示している。

このようにPCR検査の感染確認者数だけ見ていても正しい理解に程遠いことが分かる。

COVID-19感染症  PCR検査増に伴う陽性確認者増にもかかわらず重症者や死亡者の増加はわずか 日本の医療体制の成果を認識しよう

2020/08/11

厚生労働省のプレスリリースと思われるウェブ記事「新型コロナウイルス感染症に関する報道発表資料(発生状況、国内の患者発生、海外の状況、その他」を見つけた。データは決裁文書の画像表記の様で、やむなく読み取って手動でエクセルファイルに取り込んで整理した。その結果をグラフに纏めたのが下図である。

PCR検査増に伴うCOVID-19陽性確認者数の増加にもかかわらず、重症者や死亡者増はそれ比らべ増加していない。特に死亡者は日当たり数人あるいはゼロの日も見える。

これは、いたずらに? PCR検査数を増やし陽性確認者数を競うのでなく、陽性確認者の正しい医療保護システムの為の研究と実行が重要であり、陽性と判定された人たちを差別することにならないよう、慎重で合理的な対応が伴わなければならないことの証拠であろう。

健康・医療
新型コロナウイルス感染症に関する報道発表資料(発生状況、国内の患者発生、海外の状況、その他)

テレビや新聞 COVID-19 「3日連続で感染者激増」 このような見出し記事の罪悪 誤った“認知バイアス”を社会に植えつけるのでは

2020/08/10

下のグラフは厚生労働省集計のデータベース「オープンデータ」から描いたもので。それぞれ毎日の公表値と、それの1週間移動平均値を計算して(中央日)記入したものである。

PCR陽性確認者数は週日での変化が大きく、周期変化をしていることをが見える。このような場合、感染者が3あるいは4日連続で2倍以上も増加しているとの見出しに何の意味があろう。嘘でないから報道としては正しいとの言い分だろうがこれは視聴率を上げるだけの意味しかない。かえって社会に誤った危機感を与えるに過ぎない。

上のグラフで最も重要な事実は、第一次感染増大期と違い、PCR検査陽性確認者が急上昇するにもかかわらず、感染死亡者がいまだに増加に転じていないことである。この事実こそ専門研究者に取材して現段階で分かっていることを報道し、正しい社会活動の判断の材料となる記事にすべきであろう。

なぜ死亡者だけ? 残念ながら厚生労働省では発症者、重傷者数の統計を示していない。

このような証拠のある事実全体を云わない報道、感染確認者数だけをしつこく報道、目立つ分かりやすさだけを求める報道は誤った社会認識を作り上げることになる。

PCR検査の増加政策 ほんのわずかではあるがCOVID-19感染者の医療空白者数の増加が見られる  厚生労働省のデータ集計の誤差とも見えなくもないが

2020/08/09

日本の場合。厚生労働省の「オープンデータ」による医療欠落者?の一例。

下のグラフは累計PCR感染確認者数から医療記録のある人数を引いた「医療記録空白者」を描いたものである。厚生労働省のデータベースは5月8日よりデータ収集方式を変えている。したがってそれ以後について作成した。同時に発生初期からの累積死亡者を併記した。

医療記録空白者数は、6月中は変わりないが以後増加に転じている。

PCR検査数は7月以降、地方行政の増加政策に従って変動は大きいが急激な増化に転じている。下のグラフ、

確認陽性者数との関係は、

医療の空白者人数は非常に少ないがこれをどう見るか? PCR検査の検査数、陽性者数がともに増加しているにもかかわらず医療の記録を持つ感染者(入院を要する者及び退院者の累積数)に対する死亡率は7月以降急激に下がっている。下図、

これは、死亡者数が変わらないのにPCR検査増による確認陽性者増の結果、母集団となる医療を受ける必要と認定された人数の増加によるものである。感染死亡者が減ったのではなく医療を必要とされる人口が増加したためである。PCR検査で陽性であっても本当に隔離医療が必要かの注意深い検証が必要である。

無条件のPCR検査は必ずしもよい結果を生むとは限らない。医学的に正しい根拠に基づく指導と並行して行わなければならないことを示している。

日本では、COVID19感染初期から7月までは妥当な政策であったと評価すべきと思えるがどうだろう。

PCR検査 むやみな増加が社会に害を及ぼし始めたのでは?

2020/08/08

下のグラフはPCR検査により陽性と確認された累積人数と、COVID-19(新型ウィルス)が原因で死亡したと報告された人数から逆向推定(感染者の死亡率5.5%)した16日前の推定COVID-19感染者数とを重ね合わせたものである。

7月以降、PCR検査の制限がゆるめられ、確認者数が増えているにもかかわらず今のところ推定感染者は殆ど増加していない。下図、

これを見ると、7初期まではPCR確認感染者数と推定感染者とはよく一致している。公表されている死亡者数が正確にCOVID-19発病死亡者とすれば、この期間のPCR検査で陽性と確認された者はほぼ全員が発症初期の(活性)新型コロナウィルス感染者であったとみることが出来る。この期間、日本のPCR検査は帰国者や感染発病の恐れの濃厚な者に限られていた。

上記の様な、単なるPCR陽性者数や死亡者数の統計だけからは、医学的な要因を考えることは出来ないが、むやみにPCR検査数を増やすだけでは感染の事実を見ることにならないことだけは明らかであろう。

上のグラフは、このブログで何回も出しているように、日本の感染確認方式とその結果医療を受けた人たちの初期からの累積数で何れも増加しているにもかかわらず死亡者の増加は見られない。また医療記録の欠落した人数(黒線と棒グラフ先端の隙間)はわずかで、これは日本が完ぺきな医療体制を維持している証拠であろう。

パンデミック初期、WHOなどが言っていた一にも二にもPCR検査、この亡霊を今でも信奉し、PGR陽性者数だけをニュースにしているメディアとその対策に追われている行政。

PCR検査の陽性者全員がこのウィルスを他の人に感染させる危険性を持つわけではないことが最近発表の研究結果から見え始めている。無料でむやみにPCR検査をし、感染の活性・非活性者の区別なく認定することや、特にメディアが数だけで大騒ぎすること、政治家の人気取りが社会の不安や経済活動の妨げになり始めたのではなかろうか。

PCR検査数 確認陽性者数 死亡者数との関係 日本の場合

2020/08/06

PCR検査陽性者は必ずしも新型ウィルス感染者ではない。最近免疫生物学や疫学研究者の声としてきこえはじめた。

新型コロナは日本人にとって本当に「怖いウイルス」なのか
8/6(木) 6:01配信

https://news.yahoo.co.jp/articles/7c439165c6ce609561e13d65eeecd27ba59c982d

下のグラフは厚生労働省のオープンデータから描いたPCR検査数、陽性確認者数、感染死亡者数の日系列を描いたものである。値は週間移動平均で表した。

日本のPCR日検査数は4月から7月まではほとんど変わらず、以後現在では増加に転じている。それに従って確認陽性者数も増加しているが、このグラフは対数表示であるから大小は増減の比率を表している。従て死亡者は日毎に数人の違いであり、グラフ上の増減は意味がなくいまのところ陽性者数とは関係なく、非常に少ないとみるべきだろう。結論までには今後2~3週間の様子待ちであるが。

いずれにしてもPCR陽性者数がメディアニュースの注目の的となり、行政もそれに引きずられているように見える。

COVID-19 PCR検査 感染確認者数と感染死亡者数との関係 

2020/08/05

北半球の主な国について、PCR感染確認者数と感染死亡者数との相関グラフを描いたものが下の画像である。何れもJHUデータ集積値を用いた。グラフは横軸が確認者数、縦軸が死亡者数である。

国によって、感染確認者数の増加に伴って感染死亡者の増加はかなり異なり一様ではないことが分かる。パンデミックが始まった初期ではいずれの国でも死亡者も増加する。

初期段階で、日本、韓国、ドイツでは感染確認者増に比べて死亡者は緩やかにに増加しはじめ、ある時点で急激に増加する傾向が見られる、これは感染確認が感染の初期に行われていて発病~死亡までの遅れ期間があることが原因であろうか? また、これらの国では飽和点が比較的少ない感染者数で現れ、これを過ぎると感染者数の増加にもかかわらず死亡者の増加が急激に緩やかになる。

イタリア、イギリスでは死亡者の増加率がほぼ一定でまだ飽和が見られない。スウェーデン、アメリカでは途中で増加率が下がるが依然として感染者数の増加とともに死亡者数も増加している。また、これらの国々では初期の段階から死亡者の増加が見られ、感染確認検査が遅れて、重症化>死亡と殆ど同時に行われていたことを暗示する。

人口が多い為に目立ち、悪く言われているアメリカ、意外なことに8月当初迄の積算感染確認者に対する死亡者の割合は0.03で日本と同じである。それに比べるとドイツ、スウェーデンを除くヨーロッパ諸国は10%以上である。

これらの原因は、疫学的なものか、政治の介入による社会的な規制の結果だろうか? これらの違いは、憶測による納得しやすい説明ではなく、証拠に基づく解明が重要であろう。