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日本のPCR検査によって判定された陽性者の死亡率は5.5% 現在まで全期間を通じてほぼ一定 正常に医療が行われた証拠 感染者数は7月に入って再増加傾向 

2020/07/15

厚生労働省のデータベースより分析したPCR陽性確定者の死亡率。陽性が確定されてから発症死亡に至るまでは期間がある。これを補正して死亡率を求めたものが下のグラフである。

前のブログに書いたように、死亡者の発生は、原因となる感染確認より遅れる。その遅れ日数は両、累積数曲線の重ね合わせにより、約19日の遅れが見られる(17~19日)。その遅れを補正して累積陽性者数と死亡者数の相関グラフにしたものである。

発生初期、感染爆発期には線形相関以上の死亡者の上昇が見られるがそれほど大きく離れてはいない。このように日本のPCR検査による発症者の確認は適切に行われ、正常に適切な医療が行われたことが分かる。別の見方をすれば、医療崩壊が起こらなかったことを示す。

一方、PCR検査実施累積数と確認陽性者数との間では、期間中3っつの陽性率の期間が見られる。これで見ると7月に入って第二期の感染増加期間に入ったことが推定される。

上のグラフは、よく言われる、PCR検査を増やせば感染者がそれに無条件に比例して増えるような発言は嘘である証拠となる。

補足

日本は現在までのところ、医療崩壊を起こさず機能し、COVID-19を抑えていた証拠の一例であろう。これは自己顕示欲の強い政治家の功績ではなく、現場の実情を踏まえた医療関係者の努力によって達成されていると認識すべきである。

科学的に成功している日本のCOVID-19 (新型コロナウィルス感染症) 対策

2020/07/13

厚生労働省のデータべ―スより日本のCOVID-19感染症の三つの主要データ、確認感染者の把握、感染死亡者、回復・隔離からの解放者、それぞれの累積数を調べた。結果は、統計的に的に正常であったといえる。下のグラフは主要な3データの時系列を表す。

① オープンデータ 厚生労働省、 PCR検査とCOVID-19感染者集計データht

https://www.mhlw.go.jp/stf/covid-19/open-data.html

これを見ると、感染確認から3週間弱(19日)遅れて死亡者の増加が、4週弱で隔離状態からの開放・回復がほぼ同形態で見られる。

下のグラフは、回復者の日付曲線に重ねるよう、確認感染者、回復退院者・隔離からの解放者、それに加えた死亡者、すなわち医療を受けた総数を上のグラフに示した矢印の日差で重ねたもので、よく一致している事が分かる。ただし、7月に入ってからは気にかかる傾向が?

これを見る限り、日本の感染対策は科学的に成功したといえる。

COVID-19 (新型コロナウィルス)基本となるデータは正確か? インターネットに公表されている国際的な三つの収集機関で 日本を比べる

2020/07/11

世界保健機構には世界共通のデータ収集規準とそれによるデータベースは無いようだ。

インターネットに公開されている世界のCOV-19感染データの三つの収集機関について、日本のデータを比べてみた。各機関は大まかなデータ収集根拠を示しているが、個々の細部までは分からない。データベースの機関は、

① オープンデータ 厚生労働省、 PCR検査とCOVID-19感染者集計データht

https://www.mhlw.go.jp/stf/covid-19/open-data.html

② COVID-19 Dashboard by the Center for Systems Science and Engineering (CSSE) at Johns Hopkins University  https://github.com/CSSEGISandData/COVID-19/tree/master/csse_covid_19_data/csse_covid_19_time_series

③ Data on COVID-19 (coronavirus) by Our World in Datahttps://github.com/owid/covid-19-data/tree/master/public/data

先ず、死亡者数の日間発生数について調べてみた。日変化は週日効果が大きいので一週間の移動平均の中央日で変動グラフを描いたのが下のグラフである。三つのデータベースの間では大勢は一致しているものの、この程度の差が見られる。世界の標準時差の関係で日付の判定が難しいのが分かる。

同様に、PCR確認感染者数で見ると下のグラフの様で、日本の厚労省のデータは調整値のように見える。

発生当初からの累積数については、期間の前半では不一致も見られるが、当然のことながら三機関の値は日程が進むにつれ一致は良くなっている。

参考のため、三機関のデータ収集の日付毎の値を棒グラフで示した。

日毎の数値はこのように不確定である。

メディアや行政が、稀に見られる大きな変動をさも真実のようにコメントする記事には注意が必要なことが分かる。

日本のCOVID-19 (新型コロナウィルス) 感染者数が少ないのはPCRテストを制限したからではない 

2020/07/10

新型コロナウィルスに関するオープンデータ 厚生労働省、 https://www.mhlw.go.jp/stf/covid-19/open-data.html  は以下の様な基準で公表されている。令和2年1月16日からのデータの内、5月8日公表分から、データソースを従来厚生労働省が把握した個票を積み上げたものから、各自治体がウェブサイトで公表しているプレスりリースの数を積み上げた数に変更した。空港検疫にて陽性が確認された例は含まれていない。公表項目は、

PCR検査陽性者数 。
PCR検査実施人数
入院治療等を要する者の数
退院又は療養解除となった者の数
死亡者数
PCR検査の実施件数
発生状況

上記の各項目ごとに個々のCSVファイルで提供されている。データは2020/1/16日から現在まで日毎の値の全国集計値である。

下のグラフはそのデータから描いた一例である。PCRでの感染確認者累積数の増加から2週間余り後にそれとほぼ同率で死亡者の累積増加が見られる(死亡者数は右スケール)回復者はさらに1週間ほど遅れて見られている。

図1

日毎のPCR検査数と陽性者数については、週間規則変動が見られるので(7日)移動平均を用いて示したのが下のグラフである。陽性者数は右スケールである。

図2

これで見ると、感染者のピークは4月10日頃であり、それ以後急激に減少するがPCR検査数は変わらず行われ、その増加時にも新感染者は同期していない。ここで気にかかるのは6月18日以降また新感染確認者数が増加傾向にあることである。これはPCR検査数の増加のせいであろうか?死亡者が現れる2週間後になると分かる。

日本ではPCR検査数が少ないから確認感染者数が少ないだけで、外国の例を見れば、本来は未発見感染者がもっとあるという証拠の無い尤もらしい話がメディアで盛んであったが、これが間違いであることを下のグラフに示す。

PCR検査の積算数と積算感染確認者数の日毎の増加の様子を見ると、日本ではPCR検査累計数はほぼ一定率で増加しているが4月半ば以降陽性者数の増加は見られない。言い換えれば、これは、日本の場合PCR検査が少ないから確認感染者が少ないのではない一つの証拠である。

図3

図1で見るように、死亡者は感染確認時より約2週間余り遅れて現れる。そこで、下のグラフでは感染者積算グラフ曲線を死亡者積算グラフに16日進めて重ねたものである(左図)。右のグラフは、感染者数の死亡率が5.5%として、死亡者数から逆算した推定累積感染者数と確認感染者数との比較である。

このように日本では現在までの全期間において死亡率は感染者の5.5%、一定値を示している。

日本の場合、現在までの全期間を通じて「PCR検査を増やせば感染者が増加して見える」は明らかに間違いであった。しかし今後は社会的感染防止制約がゆるむにしたがい無発症感染者が増え、感染の2次爆発の恐れは無視できないであろう。

日本のCOVID-19 (新型コロナウィルス)感染死亡者数から見る限り収束に 

2020/07/06

下のグラフは、日毎の死者数を描いたもので(JHUデータ)、6月以降の死者数は6/19と6/23日を除くと平均1.7人、死者の見られない日がこの期間の三分の一近くもあり、ほぼ4月以前の水準以下に収束したことが分かる。

現在、ニュースメディアでは、東京都や首都圏の確認感染者数が増加していることだけを記事にしているが、この死亡者数から見ると、見かけ上の感染者数上昇はPCR検査数の向上によることを示すものではないだろうか? 

日本では、各医療関係者の社会的な現実に立った合理的な努力により医療崩壊が起こらなかったことが死亡者を少なくした原因ではなかろうか。

COVID-19 (新型コロナウィルス) 確認感染者数の極端な違い 日本とドイツ

2020/07/04

今回の感染対策について、政権安定主導型の国と、自然科学の証拠に基づいた対策に重点が置かれた違いが顕著に見られた事例。日本のとドイツ。

日本では、国内での感染発病者が見られた初期から、確認感染者の特定(PCR検査等)を強力に制限し、感染国からの入国者やそれらとの密接関係者で発症が見られる人に限って行はれた。ドイツでは、感染確認が可能な限り多く行われ、未発症の感染者の発見に努め、感染防止策の基礎とされた。

死亡者数の発表については、政策的にある程度工作がされたとしても、例年の統計的病死者数の季節的変化から大きくかけ離れた(余剰死者数)を隠ことは難しい、その検証を行えばある程度の正確さがつかめる。今のところ日本での死亡者数の爆発的増加は見られていない。

下の二つのグラフは、日本とドイツの亡率から推定したCOVID-19感染者数と社会的確認感染者数を描いたものである。

上図の日本の場合、確認感染者数と死亡者数から求めた推定感染者数に大きな開きが見られる。

ドイツの場合には、両者の違いはほとんど見られない。これは確認感染者検出作業が社会全体について合理的に行はれた証拠ではないだろうか。

死亡者が現れるのは感染からの遅れがあり、同日で比較するのは間違いである。上の二つの国の場合、この日差を補正して求めた結果である。

世界のCOVID-19禍

2020/06/15

4月10日頃までの第一次感染暴発初期においては、確認感染者は発熱などの症例により発見される割合が多いとみられ、上昇率は死亡の増加率とかなり良く一致する。したがって、この期間で死亡の遅れを補正して最もよく一致する死亡率を求め、推定感染者数にはその平均値、日本では3%、ドイツでは4.8%を用いた。

結果は、一般に指摘されている日本の感染者確認作業が大きく制限されていたことを示している。それに比べ、ドイツでは殆ど差異が見られず、正確に社会的感染確認の把握が行われていたことが分かる。

この二ヶ国の社会政策選定が正しかったかどうかは別として、結果として医療崩壊が見られず死亡者が少なくて済んだことは明らかである。

疑問は、第一次暴発は両国ともこれで収まったが、感染による抗体保有者が少なく、有効なワクチンの未開発な現在、社会活動復活で相互感染による第二次以降のSARS-CoV-2保有者が増加すると思われる現在、今後どう進行するのか? 疫学的可能性について知りたい。

運転免許更新を1年延期すべき合理的な理由 新型コロナウィルス感染の危険を冒してまで手続きの為に招集する理由はどこに?

2020/07/02

前に書いた私のブロググラフで示したように。今回のCOVID-19感染死亡者は自動車事故死者より多いことが分かる。

確認感染者数と比べると、3月10日から6月30日の期間の日平均感染者数が160名に対して交通事故死者数は8.5名(24倍)、75歳以上の原付以上乗用中の事故死者は1.3人で、感染者数が実に120倍以上である。

このような状況にありながら、特に75歳以上の高齢者運転免許更新手続きに至っては、日時を指定した認知症検査から自動車学校による運転実技試験、運転免許写真撮影まで3回も招集する。平時でも世界の先進諸国では許されない差別制度。

社会全体で感染暴発阻止のために多くの犠牲を払っている現在、こんな暴挙、特に岐阜市の場合、運転免許作成のため日に1回、20分間だけの受付時間に制限し、多くの高齢者を一同に集め、免許写真撮影のため1時間弱、狭い通路に社会的距離を取る注意も余裕ももなく立ったまま並ばせ待たせる。こんな非常識な行為が行なわれている。このような業務は世界の先進国ではインターネットや郵送で済ませている。

平時ならいざ知れず、運転免許更新がそんなに重要なら、その理由を証拠で示すべきであり、免許制度の権威をひけらかす場ではない。

COVID-19 新型コロナウィルス 死者数を交通事故死者数に比べて見る

2020/07/02

e-Stat の2020年1月の月次交通事故死者数から1日当たりに換算した死亡者数とCOVID-19の日死亡者数の経過とを比べてみたにが下のグラフである。

COVID-19死亡者が出始めた3月から現在まで、感染者の日次死亡者数は、75歳以上の高齢者の原付以上の事故死亡者数を超えていることが分かる。4月10日から5月末までは全交通事故死者数よ今回のウィルス感染者の死亡数の方が多い。

欧米のCOVID-19感染者より2桁少ない日本でさえこんな状態であり、このグラフは、今回のウィルス禍は世界的に大きな災害であり、その防御がいかに大切かが分かる一例と云えよう。

日本のCOVID-19  確認感染者と未確認推定感染者数の時系列分布の試算

2020/06/30

日本ではCOVID-19感染検査は一定の基準で行われ、無制限の任意検査は行われなかった。したがって市中にいる感染経路不明の未発症感染者の実数は分かってない。しかし、国内で感染者が増える場合、これらの未確認感染者の存在が重要となる。

日本の季節変動死亡者数から求めた余剰死亡者数から見て、COVID-19死亡者の報告数に大きな間違いがないとみられるので、死亡者数から逆算した予想感染者数を求めた。

日本の新型コロナウィルス感染死亡者が欧米より少ないのは間違いの無い証拠「超過死亡数」

2020/06/21

先のブログに書いた概算方式で求めた推定感染者の分布を確認感染者と比べて描いたのが下のグラフである。

日にち目盛は1週間間隔(7日)で示した。これで見ると5月には未確認感染者が優勢であったことが推定される。これらの人たちが外出自主規制や社会的距離に気を付ける、マスクをする等による感染拡大の防止努力により、自然治癒の期間(4週間?)を過ぎて6月に入り殆ど無くなった。

しかし、誤差の範囲ではあるが、6月後半の推定感染者の増加が気にかかる。

何れにしても、日本では人口に対する感染者が少なく、抗体を持った人が少ない。有効なワクチンが出来るまで、皆の力で合理的な感染拡大防止に努力しなければならない一つの証拠と見られないだろうか。

日本の COVID-19 (新型コロナウィルス)感染者数を死亡者数から推定する。

2020/06/29

日本では国民全員のPCR検査をしていないので総感染者数は分からない。初期段階での国内に感染者が無く、帰国者など国外からの入国者が主体となった確認感染数の日増加数と、それより8日遅れての死亡者の日増加率がよく一致することが見られた(下のグラフ)。したがってこの期間での感染確認者数に対する死亡率を求めると約3%程度となった。以下のグラフではすべて7日移動平均値を用いた。

しかし、日毎の確認感染者数はピークを過ぎると急激に減少するが死亡者数は減少が遅いことが分かる。これは日本のPCR検査が、帰国者など第一次感染者と、密接者で発熱などの症状が現れた人に対する検査に限られ、散発的な国内での2次三次感染者の把握がなされていないことが原因しているとみて死亡者数の日変化から、死亡率3%と仮定して感染者数を推定してみた。

上の棒グラフはその結果を示したもので、青色は確認感染者数、オレンジ色は死亡者数から推定した感染者数、全体の棒の長さが全感染者数の日変化を示す。4月末以降PCR検査の対象にならなかった2次感染者以降の感染者(オレンジ色)が増加している状況が見られる。6月10日頃感染者が無くなったように見られたがまた推定感染者が微増している。これは感染経路追跡が不能になった未検査感染者が存在することを示唆する。

よく言われているように、ワクチンが出来るまでは、国内に分散したSARS-CoV-2保有者からの感染が主力となり、隔離できない発症していない人からの感染を防ぐ努力を、社会的距離を保つなど地道な対策を辛抱強く継続していくことが2次、3次パンでミクスを防ぐ唯一の手段であろう。

下のグラフは、日本の6月24日までの累積感染者数を示したもので、実勢の累積感染者数は6月末で少なくとも確認感染者数の約2.5倍(50,000人)ほどと推定される。

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