COVID-19感染症 致死率で見る日本と韓国の成果
下のグラフは、COVID-19感染症が始まってからの累積感染確認者数と累積死亡者数の増加に伴う平均死致死率の推移を示したものである。

韓国を除くすべての国では6月~7月にかけて死亡率が最大を示し、ドイツを除く西ヨーロッパ諸国は10%以上を示している。意外なことにアメリカはピーク時では日本、ドイツと同じくらいの致死率でしかない。アメリカは日本を除き上記の国々に比べ人口が一桁多い為に絶定数では目立ちニュースに取り上げりやすく、間違った認識が一般化していると云えよう。トランプさんはこれを知らないようだ!
韓国は、制限なくPCR検査をして擬陽性者を含め強制隔離をしたために致死率が下がっているとみられなくもない。
日本のPCR検査が意図的に少ないという非難を込めた意見がメディアでは主流と見られるが、どのデータを見ても統計からはその証拠は見られない。
何れにしても、日本と韓国は致死率でも最優秀の結果を示していることは間違いがない。
日本が実現している 世界にまれな COVID-19 新型ウィルス感染症の拡大防止実績
COVID-19の感染パンデミックの状況。最初に10名程度の累積感染者死亡数が見られてからの日数と累積死亡者増加率(人口10万人あたり)。日本と関係の深い各国について。

欧米諸国と比べ日本と韓国は累積死亡者数が二桁近く少ないばかりか感染拡大当初の急激な上昇率が小さいことが分かる。
下表は、累積死亡者数が10名から、100名になるまでの日数を表したものである。

日本は死亡者数が人口100万人あたり1名に達するのが26日目、口10万人に一人の累積死亡者を見るのに6ヶ月以上を要している。この事実は、医療崩壊を防ぎ犠牲者を再少にした要因である。
日本や韓国等、東アジア諸国に蔓延しているSRS-CoV-2の遺伝子構造は欧米と違う、また住民がある種の抗体を持っていたとする意見もあるが、これはまだ証明されていない。
日本や韓国は、人口の都会集中率が高く、電車やバスなどの公共交通機関の利用による移動が多いことを見ると社会的感染の機会は欧米に比べ多い環境にある。
特に日本は、ロックダウンの様な法律的実力行使無しの実績である。社会的感染の初期からマスク着用率が高く、社会的距離を取る対人習慣、手洗いや商業施設での消毒設備など、個々の行為そのものの決定的な感染防止効果が証明されていなくても、それらの行為の総合がこのような世界にまれな感染防止とそれに伴う死亡者を少なくしている原因ではなかろうか。
日本で世界一成功している COVID-19 総合医療体制の証拠
下のグラフは日本のCOVID-19感染確認者数と死亡者数の積算時系列変化です。

この統計だけから見れば、日本の新型コロナ感染検査体制と医療制加護は合理的で理想的な結果を証明していると云えよう。
日本では、現場の保健所をはじめ医療関係者の献身的な努力があって、政治権力の行使による強権的なロックダウン(警察や軍隊)の介入なしに、社会的な自制だけでこのような成功を収めているのは過言ではないだろう。
日本のニュースメディアやテレビのトーク番組では、主要外国の真似で、日本の感染防止体制が悪いという認知バイアスを基に商売をしているようにしか見えない。これは言い過ぎかもしれないが、私が書いてきた今までのブログ記事もあながち荒唐無稽な間違いでなかったように思う専門家の資料を見つけた。
<有力な参考資料からの抜粋>
無症状の方にPCR検査を拡大することの問題は?
2020/10/13 11:30
専門家有志の会の中島です。
PCR検査の対象を無症状の市民にも拡大すべきとの声をよく聞きます。
しかし、感染症の危機管理の立場からすると、このアイデアには多くの問題があります。
無症状で、濃厚接触のない方へ検査することの予防効果は低い
インペリアル・カレッジ・ロンドンの報告は、一般市民に広く検査を行うよりも、日本が行っているような感染者の接触者調査の方が、感染予防効果は高いとまとめています。
「陰性」の結果が出ても安心は得られない
PCRの感度は70%程度であり、約3割は、本当は感染しているのに「陰性」と結果がでる(偽陰性)からです。
もし、本当は感染しているのに「陰性」と結果が出た方が、安心しすぎた結果、感染予防の不十分な行動をとると、その行動が他の方への感染につながるかもしれません。
「偽陽性」が出るとどうなるのか
反対に、本当は感染していないのに「陽性」と結果がでる(偽陽性)こともあります。実際には感染している確率が低い集団の場合、検査を増やせば増やすほど、偽陽性の人数も増えます。つまり、本来は必要がない多くの方々に、入院や宿泊施設での療養を求めることになってしまうのです。
感染拡大防止のために本当に必要なことは?
保健所が行う接触者調査と、無症状の方にランダムに検査を繰り返す方法を比べた研究もあります。濃厚接触者に自宅待機などの対策をしっかりとってもらうと、感染者が64%減少するのに対し、毎週5%の住民にランダムに検査をしても、2%しか減らせません。
最後に
対策をうすく、広くするのではなく、弱いところに資源を集中的に投下することが必要ではないでしょうか。
不安を解消するために検査を増やしたほうがよい、というのは共通の思いですが、検査ですべて解決できるわけではありません。使い方をきちんと考え、信頼できる検査が、必要なときにできる体制をつくることが大事です。
<以上>
COVID-19 確認感染者数と死亡者数との関係 北半球各国の新型コロナ感染の様子
下のグラフは、青色の線が累積確認感染者数、赤色が累積死亡者数。対数グラフであるから各線の上下の間隔は確認感染者数に対する死亡率を表す。間隔が大きいほど致死率が小さいことがを示す。
日本は最初から感染者が検出されていてそれに伴う死亡者は約1ヶ月弱の期間遅れで記録され始めている。また、7月22日以の降感染確認者数増加でも死亡者はそれほど増えていない(死亡率の低下)。これらの画像で見る限り日本の感染者確認は医療現場で当初から一貫して適切に行われてきた証拠ではないだろうか。

各国の人口10万人当たりの感染者数、死者数、致死率を表にしてみた。

第一波パンデミックの終了時(6月22日)に感染者数で順位付けして作表した。韓国はすべての項目について最優秀の防御成績を示している。次いで日本。イギリス、スェーデンは初期段階で、軽発症者による自然抗体保有者増を期待した社会政策をとったが、イギリスでは都市封鎖に踏み切った。
アメリカはこれらの国の間では人口が格段に多いので、ニュースでは目立つが、致死率を見るとヨーロッパ諸国よりむしろ少ない方である。ドイツは西ヨーロッパ諸国では優等生と云えよう。
まだ安心はできないが第二波のパンデミックによる死亡者増は今のところ各国とも見られない。
COVID-19 死亡者数から見た 北半球各国の新型コロナ感染の様子
下のグラフは、日本と交流の多い北半球の国々について、COVID-19感染積算死亡者数の時系列増加の様子を人口10万人当たりに換算して対数軸グラフに描いたものである。

各国とも累積死亡者数は、第一波パンデミックの結果による場合が90%以上に発生し、それ以後、現在10月時点では死亡者増はわずかであることが分かる。
アメリカと西ヨーロッパ諸国の10月時点にける人口10万人当たりの累積死亡者数はほぼ同じであることが分かる。一般に思われているアメリカが多いわけではないそれは人口のせいである。ヨーロッパで優等生と言われているドイツは上記諸国に比べ確かに少ないが、日本、韓国はそれより一桁少ないことがはっきり見て取れる。
日毎に発生する死亡者数は週日効果が大きいので週間(7日)移動平均で表すと

この場合は、上のグラフのように、欧米諸国では、第一波パンデミック時には各国ともほぼ同様の経過をたどっているとみられるが、7~8月以降死亡者が再増加を始める(スペイン、フランス、イギリス、ドイツ)、ほぼ変わらない(アメリカ、スウェーデン)そして9月から減少に向うかと見える日本と韓国。傾向に差異が見られるようになった。
この様に、死亡者数から見る限り大きな第二波は今のところ起こっていないと見るべきであろう。ただ、死亡者は感染確認時から約3週間程度以上遅れで現れるのでまだわからない。
COVID-19 多くの国際的情報分析から除外される日本の感染データ なぜだろう?
コロナウイルスの症例、最新のニュース、ニューサイエンティストからの特集記事、インタビュー、covid-19パンデミックに関する重要な情報など、毎日更新される最新のコロナウイルスニュース


厚生労働省 オープンデータより。
上段のグラフと同じスケールで日本のデータをグラフにしたものが下のグラフです。日本は中国とオーストラリアの間、現在でも累積死亡者数は2千名以下です。
日本では、政府の公表データ(プレスリリース)以外、大学や独立系研究組織の集計や分析データが一般人が見る情報として、またメディアの記事として見られないのが原因ではなかろうか。政府発表のデータは、統制された偽装データとして疑われているのでしょうか?
いずれにしても厚生労働省の紙資料以外、大学などの研究機関、疫学、医療、科学的統計など検証可能な公開情報が見られないのは科学水準の高い国としては不思議な現象ではある。
2019/05/20 に投稿したものです。
下の円グラフは、運転中歩行者との負傷事故で、運転者が第一当事者として統計上に現れた運転者の年齢層別事故件数割合を示したものである。

事故件数の72%は64歳以下の運転者で占められ、75歳以上の高齢運転者は10%である。80歳以上では4%。
高齢運転者は少ないからという声が聞こえるが、それは高齢につれ、社会の活動の人口構成や運転人口が少なくなることが実態社会である。社会統計はその実態に基づき行はれるべきであろう。
警察庁が宣伝する、各年齢層10万人に正規化した事故統計は現実に(将来を含め)ありえない仮想のお話である。分かりやすく言えば、80~84歳層も50~54歳層も人口や運転免許保持者数、運転距離や運転条件すべて同じ場合の事故統計、こんなことが現実にあり得るだろうか?
高齢運転者の対人身事故件数と自転車+歩行中の負傷者数の真相
運転者の対人第一事故件数と同年齢層の歩行中・自転車使用中の事故件数をグラフ日たものが下図である。

上記のように、日本の高齢者は、運転免許保有者が少なく、公共通機関(タクシーを除く)では、乗車までと降車から目的地まで必ず歩行や自転車利用が必要でこれが事故を多くしている。世界の先進国交通事故統計では日本と韓国の歩行者事故が断トツに多いことでこれを証明している。
左の不当な新聞記事の見出し、裁判で責任逃れを認める目的の訴訟と決めつけた見出し、しかも年齢は無関係。自動車の異常動作による事故かどうかの検証を確認するための訴訟であるとの解釈は出来ないのか? 興味本位の大衆受けする悪意ある見出しに見える。
航空機事故では、ブラックボックスやパイロットの会話記録など客観的な記録を根拠に第3者の事故調査委員会で、場合により何年にもかかって各専門家による検証が行われる。それが今日の旅客航空機が安全を達成した原因である。
交通警察だけしかない日本、事故調査は運転者の過失を証明するための機能しかなく、そのための原因調査しかない。議論では無く高齢者差別を助長するだけのもの。
電子機器で主要な運転機能がコントロールされている今日の自動車(特にハイブリッド車では、駆動と充電モータは同じ、電子的な切り替えで発進とブレーキがコントロールされている)。機器の誤動作による暴走はありうる事故である。
旅客飛行機と同様に、すべての車にブラックボックス(機器の動作やブレーキ系統、加速度などセンサーによるすべての記録を時系列で保存する装置)を義務付ければ事故原因は客観的に分かり、裁判にかけるまでもない。飛行機と違い自動車事故ではブラックボックスを火災や水没から保護する必要もなく、車の強固な部分に装着するだけ、メモリーも安価なICメモリーでよく現在発売されている高性能ドライブレコーダー程度の費用で出来るはず。上記の池袋事故の場合、当時の新聞記事の記憶では、警察は事故車の(トヨタ)の技術者を呼んで車の制御系統に異常はなかったと云わせていたようだ。航空機事故ではこんな調査はあり得ないし証拠能力も認められない。
この新聞記事によると、歩行中母子の被害者の家族の裁判傍聴記事も載せているが、心情は分かるが、むなしさではなく、また運転者の厳罰では事故の根本的な解決でもなく、再発も防げない。訴訟による正確な事故原因調査により、場合によっては自動車製造会社の責任である可能性も出て来、賠償責任も生ずる可能性をメディアは指摘すべきであろう。
アメリカではこの種の責任訴訟は見ることが出来るが、個人では自動車製造会社の資金力による高額な弁護士団の関わる裁判、この防御を破ることはかなり困難なようだ。
COVID-19 アメリカが死亡者の多い理由


疫学者は、新型コロナウィルス(SARS-CoV-2)遺伝子系統のランダムな突然変異を研究して、上図の様な系統図を表しています。
これと、下の二つの画像での色分け密度を見る限り、アメリカではヨーロッパに多い遺伝子系統群20D,20Cウィルスが伝搬し蔓延した様に見える。

東アジアでは様相が異なり、19A,19Bが多く見られる

単に画像から見た色分け、統計的には正しくないかもしれないがこんな感慨が浮かぶ。
もう一つ、トランプ政権のアメリカへの入国制限、中国からは早かったと思うがどのように国、地域別で行ったか、又合わせて時期も知りたい。 世界の科学水準の最高峰が集まっているアメリカ、大統領選挙に見られる政争の具ではなく正しい分析の情報が望まれる。
ウィルスの遺伝子は変異する 世界のCOVID-19は 重症度も拡散状態も一様ではない
2020/10/01
下図はアメリカの確認感染者数と死亡者数の日発生数について週移動平均(7日)を表したものである。データはジョーンズ・ホプキンス大学。

第一波では感染確認者数と同時に死亡者の増加が見られ、感染確認が遅れていたことが見られる、それに比べ第二波では感染確認の21日遅れで死亡者の増加が見て取れる。
21日の日差を週移動平均値で重ねて表したグラフが下図である。

この期間では、感染者の致死率を試算したのが下のグラフで、1.5%から2.5%程度と見られる。

前のブログに表したように、日本でも第二波では同様に見られ、致死率は1.1%であった。
日本のCOVID-19 第一と第二次(波)について 感染確認者数に対する致死率の違い
2020/09/22
日本のCOVID-19 第一と第二次(波)について 感染確認者数に対する致死率の違い
