防災の日
2005/09/01
今日は防災の日
NHKニュースで、静岡県の幾つかの自治体での災害時のデータ保護についての例を報道していた。
非常に残念なことだが、電子情報の社会的利用と管理がいかに遅れているか、その基礎知識がいかに不足しているかを露呈している場面を見せ付けられた。
磁気記録をトラックに積んで他の場所に分散する、ADSL回線でデータ保管会社に送る。一見災害時の危機管理を考えているように見えるが余りにも幼稚で、素朴な、電子情報管理に無知な管理職の思いつきが見えてくる。
このような方法で情報の漏洩をどう防ぐのか、情報管理の基礎が出来ていない情報古代人が現代を管理しているようなものだ。
1960年代末期、今から35年ほど前、日米で大学紛争の嵐が吹いている頃、アメリカのの大学では学生の成績管理をコンピュータで行うのが一般化していた。どの大学かは忘れたが、有名大学で、紛争に便乗して大学のコンピュティングーセンターが襲撃されたことがあった。この目的は、成績不良学生が記録を抹消するためと言われたが。データのバックアップを他の大学のコンピュータと通信回線を用いて連携して行っていて無事であったばかりか、襲撃集団の学生の不勉強さが暴露された。
現在、社会で指導的地位についている人たちが当時の学生時代であった世代である。日本のどれだけの人が、社会システムに於ける電子情報管理に、このような長い歴史があることを知っているだろうか。
Sept.11のテロで、世界の金融管理会社が入っている貿易センタービルが破壊されたとき、大規模な金融の混乱が起きなかったのは、それぞれの組織がミラーオフィスを他の地域に持っていて、コンピュータが、鏡に映したようなオフィスを同時進行で開設していたからだ。これは、連邦政府の規制に沿って設置していたようだが。
東京に大震災が起こったとき、主要な金融決済機能が24時間以内に稼動すると言った約束が国際的に出来る体制がとられているであろうか。
残念ながら日本では、何年か前に合併した大銀行がコンピュータシステムの不具合で機能停止に追い込まれたとき、頭取が記者会見で「顧客には迷惑をおかけしません」と言っていたのが印象に残っている。現在の銀行業務がどのように行われているかの実務を知らないトップが存在することに驚きより失望を感じた。
郵政民営化でも、分社化する計画年度までには、暫定的なコンピュータシステムしか稼動させることが出来ない計画と聞く。
盆栽
2005/08/30
刺客といわれる立候補者
2005/08/27
すべての選挙区で郵政民営化賛成の候補者が出揃ったようだが、みなさんの思惑はどこに?
比例での当選を合わせればこれらの人々の当選確率は高いでしょう。でも、議員になって登院し、約束どうり郵政民営化に投票した後、もともとへ理屈のうまい人たちですから、議員活動はこんなにばかばかしいとか何とか、尤もらしいことを理由に、一抜けた二抜けたでやめてしまうのではとの疑いが頭をもたげる。
立候補の広報に、次回解散まで議員を絶対に辞めない、議員活動に専念するとの公約を取れないものか。小泉アドミニストレーションはこのような約束とっていないでしょう。
自民党の旧来の党人は、これらの人たちに軒を貸して母屋を取られるとは思っていないでしょう。
取り合えず郵政民営を通し、各自やめていただく。補欠選挙で返り咲く、これが、党が小泉戦略を黙認している談合ではなかろうか。
政治の話は、非論理的で当てずっぽうでしか語れない、悪しからず。
高齢者の生活の質と長寿
2005/08/26
長寿の質
ニュースによると
老化を防いで寿命を延ばす働きのあるホルモンを、黒尾誠・米テキサス大助教授らのグループが世界で初めてマウスで発見し、26日付の米科学誌サイエンスに発表。
クロトーたんぱく質で寿命を延ばす実験、一見期待出来そうだが、長寿の質を考えると微妙な感じがする。
日本は世界一長寿国だが、半分近くの老人が軽い栄養失調状態だと聞く。
これは、動物実験で明らかにされている食生活におけるカロリー制限の延命効果ではなかろうか。
乳製品などの高たんぱく、高脂肪、アルコール飲料、かなりの量を食べる食習慣を持つ
西欧の高齢者との、同世代の生活能力を比較したデータを知りたい。
救急医療の難しさ
2005/08/24
最近、医療行為に対し患者の同意が求められる方向に進んでいる。
大部分の患者は、「すべてお任せします」 との口頭表示で医療が進められているが、後で法律問題になったときこれは有効か?
たとえば、輸血の場合、宗教的信条から輸血を拒否したのにもかかわらず輸血を行った事件で、最高裁は「患者の承諾が得られない限り輸血をすべきでない」との判例を出している。
この件では、医師が患者に十分な説得をしていないまま輸血したとの認定からであるようだ。
救急の場合や、通常ならば輸血の必要が無い手術中、または、その回復期に異常事態が起こり緊急に輸血が必要になったとき、裁判に耐える完璧な患者に対する説得の記録を残すことが出来るだろうか。そのために輸血の時期を失した場合、医師の責任は免れるだろうか。
このことは、以下の二つの基本的なことがらがうやむやになっているからではないだろうか。
1. 裁判で法律的手続きの欠陥を問題にするならば、このような決断を最終的に決定するのは、担当医師や医療機関では無く裁判所ではないだろうか。裁判所はこの問題に対し24時間対応出来る体制を作るべきである。
2. 医師が患者を説得できなかった場合、医師の医療に対する信条や哲学は無視され、無条件に患者の要望に沿った医療行為をしなければならない義務があるだろうか。
裁判所が命令権を持つ制度の国で、患者が同じ宗教の親族には、教義に従って輸血拒否の姿勢を見せながら、裁判所に対しては輸血命令を出すよう申請をしていた事実がある。
このように、患者の本当の心情を知るのは容易ではない。
医療現場の現実を見据えるべきで、法技術や言葉の遊戯で議論する問題ではない。
飛行機事故
2005/08/21
飛行機事故は、本当は無関係なはずだが、続けて何件か起こるように見える。
先週、ギリシャ発のB737が飛行中気密が敗れてパイロットが失神し自動操縦のまま飛行し山に衝突して全員死亡したニュースがあった。
来年、エアバスA380が就航するようだが、このような大型飛行機の場合、船舶のように、機内を幾つかの隔壁に分けて、1区画の気密が破れても他の区画から操縦や救助ができる様設計する時期が来ているのでは? と思われる。
専門家の意見を聞きたい。
スコットランド自然の旅
2005/08/17
1002年8月1日より10日まで、エディンバラうを出発点に反時計回りに1週しました。
期間が短すぎたので写真撮影には良いコンディションばかりではありませんでした。
暗い湖の写真はネス湖です。
終戦記念日
2005/08/15
我々は終戦記念日、またはこの言葉を嫌って敗戦とする人もいる。
8月15日、「解放記念日」 この言葉に恥ずかしさと気まずさの記憶がよみがえる。
1994年8月に南極半島の先端にある島、キングジョージ島の韓国南極研究基地に滞在していた。
この島には、チリ空軍の空港があり交通が便利なため、中国、ソビエトなどの研究施設もあった。
8月15日、まだ南極では冬であるが、凍った海の方から1機のヘリコプターが飛んできて着陸した。
チリ空軍の司令官が降りてきて韓国研究所長と挨拶し、しばらくして帰って行った。
何気なく、一緒に仕事をしている若い研究者に、何しに来たのだろうと聞いたら、彼は、
日本人の私に対し、戸惑った顔で、今日は「解放記念日」でお祝いの挨拶に来たのだと言った。
自分のうかつさを恥じた。
我々は、この日をなんとなく感覚的に、われわれだけの被害者意識で捉えて居るが、
他の国ではいろいろな思いでこの日の行事をしていることを思い知らされた。
歴史のバックグラウンドの違った人々が一緒に仕事をして行くためには、
思いやりと互いを理解できる教養がいかに大切か。
客観的に歴史認識を把握することがいかに難しいことか。
ただし、政治家や権力者が、大衆に偏狭な愛国心を掻き立てる行動に出たとき、
これが危険な兆候である事実は、例外なき歴史認識であろう。
郵政民有化
2005/08/12
竹中氏(大臣名は長すぎて覚えられない)のテレビ出演を聞くともなしに聞いていた。
郵貯資金の使途について、国営の場合には リスクマニー に投資出来ないので民営化するとの話。
バブル時代に、本業を忘れた建設業や製造業が リスクマニー に手を出して倒産した実例を
先生は忘れたのでしょうか。
資産で利益を上げるのが本業の銀行が不良債権を積み上げたのもいつの話でしょうか。
これらの資産は、消えてしまったのではなくどこかに移動したはずである。
このような悪夢の再現が起こらないように、すでに実績がある優秀な人材を集めた金融技術
集団があって、緻密なデータ分析と科学的な予測を基礎に戦略を立てられる、
実証済みの資産の運営をまかす組織の準備が出来たから民営化する、といった、安心できる説明が必要であろう。
はげ鷹の前に肉を置くようなことにならないよう。
長崎プルトニューム爆弾投下60周年
2005/08/09
BBCワールドニュースでの取り扱い。
プルトニューム爆弾であったこと。広島のウラニューム爆弾との比較、死者の数、6日後に日本が無条件降伏をした歴史的データと、式典には核保有国5カ国以外に、自主保有国として、インド、パキスタンの大使を招待し献花を行っている場面を放映し、終わりには少女の斉唱の場面にダブらせて、まったく戦争を知らない世代が生まれていることをナレーションでダブらせていた。
また、小泉首相の、わが国は60年間平和のために貢献してきたとのメッセージも伝えていた。
これをみて感じたことは、我々の国の政治はいろいろの問題を含んでいるが、この大惨事に対し、
外国に、恨みや、仮想の敵を作らなくても、このような式典が出来る成熟した社会を作り上げて来たことに誇りを待ち、大切にしなければならないと思う。
いま、我々が直面している経済的困難や、近隣諸国の言動を利用して、危機感をあおり、偏狭な愛国主義を鼓舞し、権力を得ようとする一部の政治家が見え隠れするのを確かな目で見分ける必要があろう。