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ジャーナリズムは裁判官のまねをする必要は無い
無知か思考停止か
ニュートンとアインシュタインの宇宙コンテスト
内部告発者は日陰者扱いか
高齢者は最も安全ドライバー、 アメリカの場合
高齢者ドライバーの死亡事故の統計 アメリカの場合
NHTSA’s National Center for Statistics and Analysis 2004によると先のブログでの私の結論よりさらに高齢者は安全ドライバーのようだ。(Figure2、Figure4 オリジナルグラフ)。
おもしろいのは、高齢者の酔っ払いドライバーが他の世代に比べて極端に少ないことも分かった。
このデータベースでは、死亡原因を分類し、高齢者が(70歳以上の場合)、事故に巻き込まれた場合、ドライバーの場合、同乗者の場合、歩行者の場合に分けて分析している。いずれの場合にも1994年に比べて2004年ではわずかながら減少している。
また、高齢者と若年者の2台の車の衝突の場合、高齢者の死亡率は若年の2倍程度あるという。
我々日本の高齢者もアメリカに近づくのでは
自動車事故死者の統計 世代別国際比較
WHO(世界保健機関)データによる自動車交通事故死者の考察
ここ数年、ヨーロッパの幾つかの国々で自動車を運転してみて、いろいろ感ずることがあった。それを調べようと、統計データを探したところWHOのデータが見つかった。
このデータは、車による道路交通の死者の集計であって、事故を起こした運転者の統計ではない。また、男女に分けて集計しているが、ここでは男性について表示した。
その結果は、国によってかなり異なった傾向が見え興味深い。
その様子を図1のグラフに示す。
事故の総死者数を国別に見ると、人口10万人当たり年間10人程度の国と20人前後の国に分かれる。
交通事故死の少ないグループは明らかに北西ヨーロッパの国々であり、日本はそれと同程度である。
アメリカが多いのは、個人の自動車の年間走行距離が他の諸国に比べ非常に大きいからではないだろうか。あとでデータベースを探して調べてみたい。
また、南ヨーロッパ諸国の事故死者数の多いのは自分の運転経験からも理解できる。
図2は、世代別事故死者数を見るために、若年世代(15~24)、壮年世代(45~54)、高齢世代(75歳以上)のグループに分けたグラフである。欧米諸国は、壮年世代の事故死が一番少なく、若年世代と高齢世代とはほぼ同じである。日本と韓国は例外で、高齢者の死者数が非常に多い、また、事故死の少ない年齢が、日本;35~44、韓国;25~34 と欧米に比べ若い世代に偏っている。
また、事故死者の最も多い若年層と高齢者層との比較を見ると、日本、韓国を除いて欧米諸国ではほぼ同数である。
日本と韓国は、高齢者の死者がすべての世代の中で一番多い。ただ死者の数では日本は欧米とほぼ変わりないといえる。図3
車社会の歴史が浅い日本や韓国では75歳以上の高齢者が車交通に順応し切れていないのではないだろうか。
北西ヨーロッパと日本の世代別死者数のパターンを比べてみよう。日本はいずれ近いうちに北西ヨーロッパ形に仲間入りするのではないだろうか。図4
高齢運転者は本当に危険か
高高齢運転者は本当に危険か?
道路交通事故が原因での死亡者数の各国比較
運転可能年齢を若年層(15-29)、壮年層、高齢者層(60歳以上)いずれも男性について、人口10万人中の死者数で表したデータベースによる。
国名 若年層 壮年層(45~59) 高齢者層
フランス 35.9 18.0 19.3
ドイツ 27.1 12.1 12.2
イタリー 33.7 13.5 17.3
スペイン 34.9 24.7 26.7
イギリス 15.1 9.4 10.0
アメリカ 34.5 22.0 27.5
壮年層(30~44)
日本 16.6 8.9 24.6
韓国 26.4 29.7 86.9
中国 31.9 29.2 42.9
ブラジル 44.3 53.2 63.4
最も顕著な特徴は、車社会先進国の欧米では死者の最低年齢層が45~59才で高齢者層の死者数がわずかに多い程度に対し若年層の死者数が際立って多い。一方、日本を含めアジア、中南米の各国は高齢者層の死者数が圧倒的に多い。
このデータベースは、運転者が起こした死傷者数ではないので推測であるが、車社会先進国では若年層が圧倒的に事故死者が多い。また、事故の最も少ない年齢帯は、先進国では45~59才に対し、後進国では30~44才であり、事故原因を加齢に原因すると見るのは間違いであろう。
日本などで高齢者層に最も死者数が多いが、これは、車社会になってからの歴史が浅く高齢者が車交通に対応しきれていないのが原因と思われる。
日本もやがて欧米式に中・高齢者層の事故率が低下すると見られ、最近、高齢者の運転人口が増えたために事故が目立つようになっただけで、高齢者層の運転を禁止するようなことになれば。やがて、欧米式になったとき、若年層の運転も禁止しなければならなくなる。
交通問題に関しては、データに基づく科学的研究が大切であろう。
Source: WHO mortality database as of August 2003.
9:50 訂正
14:30 年齢別グラフを追加した。 日本、韓国以外では、75歳以上でも若年層と同じくらいの事故率である。
Nov29 グラフ訂正