小学校の英語教育
この議論は、英語を使う環境で、その社会の人と競争的立場で職業を維持している人で、少なくとも高校までは日本で教育を受けた人たちの体験を取り入れるのでなければ、英語教育を小学校に降ろしたり、外人教師を雇って発音をネーティブらしく訓練しただけでは効果はないと思います。
英語が堪能で英語を使った職業に付いていても、日本の組織に雇用されている人は多くの場合、国際的に自立しているとは思われません。やはり、国際的な組織の中で職業的に生きていける能力を身につけた人でなければ本当のことが分からないと思います。
また、日本語教育が高等教育に無いのは事実ですが、日本の社会では、意見が情緒的で議論を避ける文化であるため、論理的な表現能力の必要が無いのが原因していると思います。そのため、たまたま議論になると、論旨ではなく「言葉尻」を捕らえて攻撃する場面をよく見ることになります。
国際的に通用するためには、議論に耐える意見の論理的構成力、相手に対する説得技術、相手の意見を分析的に把握する能力、こういった訓練は使用する言語に関わらず必要で、高等教育では、このような言語能力を養うことが必要と思います。
コメント拝見しました。
> 国際的に通用するためには、議論に耐える意見の論理的構成力、相手に対する説得技> 術、相手の意見を分析的に把握する能力、こういった訓練は使用する言語に関わらず> 必要で、高等教育では、このような言語能力を養うことが必要と思います。
この結論がすべてだと思います。言語はあくまで道具であり、ポイントは論理構成力だと思います。論理がしっかりしていれば、あとは文法とボキャブラリーで文章を組み立てるだけです(それも簡単ではありませんが、まず論理構成力が基礎になる)。日本語ではそのあたりの教育がしっかりとされていないように思います。
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最後の晩餐を見て イタリアの旅での注意
レオナルド・ダ・ビンチの最後の晩餐を見て: サンタ・デル・グラーツエ聖堂
Last Supper: Leonardo da Vinci, S. Maria delle Grazie, Milan.
最後の晩餐を見るのを最大の目的にして、ミラノに5日間の宿泊を取った。ホテルの案内デスクに電話で参観の予約を依頼したが、電話が話中でなかなか通じない。3日の朝になっても予約が取れないというので直接出かけることにした。
案の定、チケットオフィスの入り口には Sold out の立て札があったが、予約状況を聞こうと中に入りデスクに話したら、そこで待てと言われ、5分ほどしたらチケットを2枚、コンピュータで打ち出し私たちにくれた、何時にここに集まるのかと聞いたら今すぐだと言われ、20数人待っている場所に行くよう指示された。なんという幸運だろう、25人ほどの集団で、最後の晩餐が飾られている修道院の食堂に案内され、15分ほどの時間が与えられ、自由に鑑賞することが出来た。
終わって中庭に出ると、別の案内オフィスが見えたので行ってみた。最後の晩餐の壁の裏側を見るかと言うので案内してもらった。第二次大戦で破壊された壁の修復、補強構造や、環境保全のためのエアーコンデショナーの設備など、保存状況を説明してくれた。
チケットオフィスで待っている間に、アメリカ人らしい観光客が予約状況を聞きに来ていたが、2日後にしかないと言われあきらめて出て行った。おそらく、私たちの場合、タイミングがよく、予約時刻までに来ない人がいてその分をまわしてくれたと思う。チケットは料金の欄が”0”と印刷されていて無料であった。本当にラッキーだったのと、言葉すくなに、しかし自己の裁量権でチケットを発行してくれたディスクの女性の配慮に感激した。
公平さとか、規則を守るのは大切なことだが、ヨーロッパでは、接客係の人にかなりの裁量権が認められていて、臨機応変の対応に助けられたことをほかでも何度か経験している。教養とか品位のよさを重視するヨーロッパ文明は、そういったところに現れるのであろうか。
食堂の写真は案内書:Electa, http://www.electaweb.it より。
注意: 私のブログを見ていただいている方で、イタリア旅行を考えている方にご参考になるかと思い書きますが、あまり知られていないことで、イタリアでは無届滞在期間が最大8日間(2003年の時点で)です、8日間を超える滞在を希望する場合には警察の許可が必要です。ローマで許可証をもらうために中央警察に行きましたが、観光客用の窓口は無く一般の長期滞在者と同じ取り扱いで、申請書を準備し翌朝7時より並べと言われました。これは不合理と思いオフィスの中に入り、私服の係官に聞きましたがやはり観光客も同じ取り扱いと言うことでした。ただ、そんなことで1日つぶしたくないので無届で2週間滞在しましたが心配した出国のパスポートチェックでは何も言われませんでした。
EUの国からイタリアに入国するとき、パスポートチェックが無いのでイタリア入国の日を証明できる航空機のチケットなどは保管しておいた方が良いと思います。