COVID-19 確認感染者数 2019年度インフルエンザ感染者データと比べる
下のグラフは、World in Data のデータベースを用いて日本のCOVID-19の確認感染数と死亡者数について週間積算値グラフとして描いたものである。


これと比べるために、2019年度のインフルエンザ検出グラフを参照する。

分布に際立った違いが見られ、第15週以降で見る限り、本年のCOVID-19の確認感染者数は明らかに多く、この参照資料では死亡者数は論じられていないが、統計的に過剰値として明確にに見られるはずである。
最新の季節性インフルエンザの状況 砂川 富正 2019/11/3
このように今回の感染分布は明らかに異なり、日本のCovid19の確認感染死亡数が過少報告されているかどうかについては、死亡原因報告を分析すれば証拠が出るはずであり、早急に検証することが必要であろう。
COVID-19 日本の新型コロナウィルスの第一次収束が見えてきた 見事な外出自粛の効果
下のグラフは、JHUの収集した日本の累積確認感染者数と私が行った近似値の日系列グラフである。
近似方法は、感染と判定された感染者が新たに他の人に感染を及ぼす期間を4週間と仮定し、その間に何人の新たな感染者を生むかを仮定し、指数関数近似したものである。最初黄色の期間は、一人の感染者が2名の新たな感染者を生産するとした場合で、続いて0.8人、0.4人、そして5人で一人の割合(0.2、薄緑)に相当する近似値でシミュレートしたものである。

近似値の計算法方は、1月22日に16名の感染者から始まり、新たな感染者が一人当たり2名ずつ感染者を増加させた場合の近似感染者積算数で(オレンジ色)、赤線(右スケール)は初期人数と、以降は、指数関数近似値が感染確認数より少なく離れた場合それを修正するために、3週間前に異常な集団発生があったとして纏めて後ろ向きに仮定した場合の人数で、実測値ではない。作為的ではあるがこのようにして確認数との一致を見ることが出来た。

上のグラフは、収束が始まったと見られる後半、積算近似値から求めた日感染者数をJHUのデータと比べたものである。
外国と比べて桁違いに少ない日本のVOVID-19感染者、いろいろ言葉の上で批判されているが、数値的に検証された根拠からの議論が無いのが不思議でならない。このデータからは矛盾は見られない。賢い人たちは、沈黙を守り、欧米からの評価を待っているのだろうか?
グラフを修正しました。
全国での一律外出規制最後の日。


日本の新型コロナ死亡者数 平年の火葬記録と比べれば明らかに
ちょっと古いがとぼけた報告記事。「日本は他国と比較しPCR検査数は明らかに少ないが、死亡者数、死亡率は圧倒的に少ない・・・」 これがほんとである証拠が示されていない。偉い人たちが言っているから正しいというのであろうか? 死亡者の検視でCOVID-9の感染確認をもれなくやっている証拠を示さない限り、これも検査漏れ(あるいは故意にしない)の疑いは晴れない。これは制度的に早急には無理だと云いたいだろうが、日本の死亡者は99%火葬であり、死後遅くとも1週間以内に火葬にしている。しかも火葬場は地方公共団体の施設管理下にありその記録がないとは言えない。これの過去の季節統計と、今年の3,4月の火葬数の過剰数の有無を調べ、これが平年と大差なければ(欧米では過剰死亡数50%増の国も)、COVID-19関連の死亡者が少ない明白な証拠となる。
こんな素朴で明白な調査は専門家の恥というのだろうか? それともCOVID-19の未確認死亡者の証拠が出るのを恐れた責任逃れの煙幕だろうか。

こんな議論の核心をは外した調査グラフがなんの証拠になるのであろう。
下図にアメリカでの過剰死亡の例を示す。

政府の組織した専門家会議。何の専門家を集めたのか。いろいろな組織の役職名に「長」と語尾が付く人たちは感染病疫学の専門家だろうか?
COVID-19に関する世界のデータを収集し公表している2つの組織のデータベースよる日本の感染状況を比べてみた。
今までこのブログで基本としたジョーンズ・ホプキンス大学(JHU)と、他の総合データベースOur World in Data(OWD)で比べた。何れも日毎の追跡値を編集したものである。
日本のデータは、日本の機関で作成された総合データベースではなく、国、県などの公表データを上記の組織で矛盾なく編集したもの様である。

感染者の積算増加数に対しては傾向として両データベースとも一致していると見てよいだろう。
下のグラフは日毎の確認感染者数で、データの収集組織からの編集方法の違いからか、個々の日のデータにはばらつきが見られる。

特に、右側OWDに見られる孤立した一日だけの感染者増、このためにこの日を含む1週間の移動平均値に対する標準偏差は大きくなって描かれている。しかしこの日から2週間後、死亡者の増加も同様に見られ、データに単なるランダムエラーとすべき矛盾は見られない。
何れにしても、この両者の違いが大きいかどうかの判断は別にして、収集された公表された日本のデータはこの程度の曖昧さを許しているものといえるのではないだろうか。
この種の総合データベースが、日本の政府組織にも、大学などの独立系組織でも公表されたものがないことが科学技術の発達した日本として恥ずかしいことではないだろうか。また国際的に無視されている理由ではないだろうか。
おめでとうといいたいが、それを好まないメディアの賢者・コメンテーターたちの顔が浮かぶ。


4月当初まで下降した新確認感染者。


緊急事態:混乱を避けるという理由で情報の取得や発信を単一機関に限定することの危険
政治権力が陥る、災害時における情報発信を国家などの単一機関に限定することの誤り。

https://medicalai.m3.com/news/200310-news-mittr
PCR検査の設計にこれといった技術的問題があるわけではないため、ほとんどの研究機関が自信を持って開発できるはずだ。先週には、州および民間の研究機関が検査を独自に開始している。すでに大きな進歩が見られている。たとえば、ワシントン大学は1日に1500サンプルを検査できる新しい診断方法を開発したし、日本のある研究グループ(日本版注:神奈川県衛生研究所と理化学研究所)は、新型コロナウイルスをわずか10分から30分で検出できる検査を開発したと主張している。
「ウイルス学の分野に限らず、米国が以前から持っていた強みは、常に多様な人々や団体があらゆる問題に取り組んできたことです」とジェローム教授は話す。「それがたとえCDCのような優れた組織だとしても、単一の組織によってのみコロナウイルス検査を実施すべきだと決めた時、私たちは自身の最大の強みを手放した格好になりました」。
以上抜粋。
日本では、東京電力福島原発災害の時もそうだが、国民の混乱を避けるためと言って、データの取得や発表機関を限定し、大学や研究機関の独自の発表を禁止し、各省庁で決裁した紙データ(文書)でしか公表できなくする。これが今回のCOVID-19感染に限らず、世界の災害に関する研究機関で日本が無視される理由ではないだろうか?



