交通事故災害の分析Ⅲ 軽乗用車は危険な乗り物である
交通事故災害の分析Ⅱ 死傷事故件数を75歳未満と75歳以上で比較した場合
交通事故災害の分析Ⅰ 警察庁の公表「オープンデータ」について
オープンデータの解釈について。
日本政府警察庁は左のようなデータベースを公表している。事故発生件毎の交通事故調査収録で、全国各地からの警察署の記録、年間30万件あまりの日順のcsvファイルである。
各項目の分類基準は公表されているが、事故統計で最も重要な当事者間の分類がAとB欄に分けられて作表されているが、その分類方法についての説明が見当たらない。
以降わたくしの行う事故分析では、事故報告に記載された当事者の記録をAを責任の重い方に、Bを被害者として分析することにしよう。
分析結果を逐次このシリーズ「交通災害の分析」として投稿しようと思う。
平均余命と食習慣 牛肉に頼らないタンパク質食品で実現した世界一長寿国日本
高所得国といわれる世界の国々を選んで平均余命と食習慣を比べてみた。

健康で高齢まで長寿を続けるには質の良いタンパク質の食事が必要である。そのような食料を生産するのに必要な土地面積を比べたのが次のグラフである。

草食家畜である羊や牛は非常に大きな土地が必要なことがわかる。動物性蛋白源食品としては穀物を主食とする鶏や豚は土地利用が少ないことがわかる。水産物は土地利用はないが生産性に限界が見える。
下のグラフで見ると、高所得国といわれる国々では牛肉の食習慣多く、土地需要が必要なことがわかる。
その中で、日本は欧米諸国に比べ牛肉の消費量が少ないことがわかる。

ここで間違てはいけないのは、食品として牛肉が土地生産性からみて低いのであり、動物性蛋白食品は必要であることに変わりはない。限界のある土地利用をいかに保ちながらの食生活を実現するかである。
日本がその実例であろうか。もう一つは「地中海食」といわれる食文化。ただこの統計の欠点は牛肉食だけに限られていることである。
世界一長寿国日本 一人当たりの食用土地占有率は アメリカの3分の一
健康な長寿を実現するためには質の良い食事が必要です。
しかし、食習慣の違いを世界で歴史的に見た場合、居住地の自然環境、食事文化の違いで大きく異なります。
食料のための土地の占有率 HALF 1) で見てみる。富裕国といわれる欧米を中心とした国々では長寿を実現しているが牛肉を中心に動物性食品を多くとっている。その結果HALF率は100%以上160%に達している。それに比べ健康な長寿国日本はHALFは50%以下43%である。この統計では魚などの海産物が含まれていないので地球の資源利用としてはもう少し多いでしょう。
下のグラフはOWiDから描いた桃である。


牛肉の年間の食用量がオーストラリア、アメリカ、西ヨーロッパの4分の一以下であることに注意しよう。
英語やフランス語が読めるだけ、それぞれの国での生活実績のない「有識者。専門家」といわれる人たちの言う欧米請け売りの健康食。言葉の翻訳だけでは事実はわからない。
日本の場合、定量的に見た場合、高齢者の健康維持には良質なタンパク質の食事が不足しているのでは?
- Alexander, P., Brown, C., Arneth, A., Finnigan, J., & Rounsevell, M. D. (2016).
https://ourworldindata.org/agricultural-land-by-global-diets
下のグラフは、世界各国それぞれの平均個人所得と老齢化に伴う身体障害を持って生活する年数の平均寿命に対する割合(%)を表した相関である。
線形近似では高所得国の方が障害生活年数が長い様に見られるが、例えば年収3万ドル以上の国々で比べると13%から14%の範囲に散らばり、平均の傾向は殆ど変わらない。それに比べ低収入国の間では12%から15%の範囲で格差が大きく豊かさ以外の条件が大きいようだ。世界全体で見ると13%程度と云うことが出来る。

生活環境や医療・衛生、社会制度など生命にかかわる負荷の多様性のある世界の現状。このデータはOWiDの2016年度の収集値からのものである。
上に比べ、各国の平均寿命の長さは下のグラフで見られるように様に、国の豊かさに大きく依存する。

なんとなくわかりやすい、豊かな国ほど医療介護を受ける老後生活だけが長い様に思われるが、健康寿命も伸びているのでこれは意味のはい認識だ。
このように、生存期間の中で、自立して生活できる期間と、介護を要する生活期間の割合は、生活環境に関係なく生物としての人類固有のものであるように見える。
野生動物では幼児期を除けば、自立できなければ生きて行けないことを考えるとこれは人類特有の現象であるかもしれないが。
Kuwait, United Arab, Emirates Qatar は統計から省略した。
富裕国程平均寿命が長い 一人当たりのGDPとその国の平均寿命
平均寿命を健康寿命と老齢による障害のある生活年数に分けて見る
表題の関係を、相互に交流のある比較的社会情勢の似通ったと思う国々を勝手に選んでグラフで見て見ることにした。
下のグラフは健康な生活年数(青色)と障害のある生活年数(オレンジ色)を合計した平均寿命を国別に表したものである。平均年齢に少し差があるもののそれほど大きな違いはないと見るべきでしょう。

下のグラフは、健康年齢と障害のある期間の年数との間の相関図で、ばらつきはあるが、線形近似では逆相関を示している。

他の試算として、全生涯平均寿命に対する障害のある余命の比率を%表示したもので、この場合は、国によってかなり差が見られると云ってよいだろう。

これはOWiD2016年のデータであるが日本は最長寿国であるだけでなく健康寿命の割合も大きいことが分かる。
How has healthy life expectancy changed?
Life Expectancy – Our World in Data
一般に、高所得国は医療や治療を受けることが出来病気や障害を抱えての生活が長くなるように思われるが、上記のような社会情勢のかなり似かよった先進国と云われる国々の間では、どちらかと云えば長寿国程障害生活年数率は短いと云えよう。
しかしこれは統計であり、何が働いているかの因果関係は分からない。重要な研究課題と云えよう。
とにかくうれしいことではある。









