COVID-19 日本のオミクロン 一見順調に予測線の下側で減少中 明日が勝負の別れ時か
COVID-19 真の感染者数と感染確認者数
日本のメディア(日本に限らず)日々に発表される感染確認者集計値をあたかもその日の感染者数と間違えるような書式で報道する。日々発表される集計値は、感染確認の当日のものだけでなく、前日あるいはその前の集計遅れの修正値が含まれる事務的集計値と思われるがその内訳は分からない。
科学者(疫学研究者)は感染者の本当の数とその時系列をどのように求めるかに苦心している。その一例を下記の記事で見てみよう。
COVID-19の疫学的モデルが真の感染数の推定にどのように役立つか – データにおける私たちの世界 (ourworldindata.org)

- インペリアル・カレッジ・ロンドン(ICL)
- Institute for Health Metrics and Evaluation(IHME)
- ヨウヤン・グー (YYG)
- The London School of Hygiene & Tropical Medicine (LSHTM)
下のグラフは日本のオミクロン感染状況のICL及びHMEモデルにによる推定値と確認値の関係を示したもので、推定値に比べ感染確認者数が少ないことが分かる。BA.5変異感染と見られる推定はこの適用外と見られる。

日本のオミクロン確認数と推定誤差範囲。

COVID-19全期にわたる推定値。

COVID発生当初に発表された各研究機関による日本の予測結果。理由は分からないが2020年末以降はICLとIHMEを除いて他の機関の発表が中止された。

以上の例でも見るように、COVID-19の正しい感染データが得られないことが疫学研究を進める上での最大の障壁である。
COVID-19 日本のオミクロン 毎日同じようなグラフ もう少しお付き合いください
COVID-19 日本のオミクロン お盆休み
COVID-19 日本のオミクロン やっと下降の始まりか 休暇明け、来週後半まで待とう
COVID-19 日本のオミクロン 明日から始まる週末とお盆休み 感染集計の乱れが
COVID-19 日本のオミクロン 依然として横ばいのまま
COVID-19 日本のオミクロン まだ横ばい
厚労省のOpenData とNHKの日ごとの集計値について差が発生している。
オミクロン感染が始まった2021年末よりその差が見られるようになった。その理由は分からない。
その状況を、それぞれ1週間移動平均値の差としてグラフにした。

下のグラフは、違いが始まった2021年8月からの差をNHK集計値を基準にした比%で表したものである。ここでは世界的に流通しているビッグデータベースOWiDの日本データについも同様に比較した。

厚労省とNHKの違いは最大15%にもなりその原因は究明されるべきであろう。
ここで、顕著に見られる結果として、OWiDが2021/11/1より2022/2/1までは厚労省のデータに追従しているように見えるがその他の全期間はNHKの集計値を採用している。
2021年9月以降厚労省とNHKの集計値に違いが始まり、オミクロン感染が主流と見られる期間の差異が大きい。その理由は分からない。
メディアニュースによると、政府は今感染確認集計システムを変えるようなことを言っている。厚労省の集計時系列データの科学的継続性が途切れる心配がある。NHKはどんな取材方法で全国の感染者確認と集計を行っているかは分からないが、私はNHKのデータを使っている。OWiDもその様だ。
日本で事件となっている、政府権力が統計の根拠を勝手に変える悪習は先進国家ではありえないことである。







