COVID-19 日本のオミクロン 新しい変異の感染が心配だ
COVID-19 日本のオミクロン
特定変異株の感染係数、
特定の変異株感染が優勢の時
(感染確認者数の週移動平均ー指数近似感染者数) / 指数近似感染者数
この係数は蔓延株の優勢度を表し、この値がゼロに近いほど優勢な単一の変異株によることを示す指数と云える。
下図は、今回のBA.5の蔓延と見られる場合についてこの係数の推移を示したグラフである。

BA.5の感染がほぼ終息した現在、まだこの係数は上昇を始めていない。このことは、新しい感染力の強い変異株が現れていないことを示す。
前のブログ記事に書いたように、新しい感染爆発を軽く済ませるためには、初期の感染力の強い変異株を特定し、その感染者と密接関係者の注意深い医療保護の実施のみが有効であり、すべての感染確認者が増加してからの有効な防止策はない。
したがって、この係数の上昇が見え始めたら、感染者数が少ないうちにウィルスのゲノム分析を急ぎ、感染力の強い変異株を特定することが唯一の予防対策であろう。
COVID-19 感染者数の終息はウィルスのゲノムコピーミスから起こる統計的寿命による
2022/09/22
COVID-19 日本のオミクロン
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COVID-19 感染者数の終息はウィルスのゲノムコピーミスから起こる統計的寿命による
日本の第7次(BA.5)の感染はほぼ終息に向かっている。今回の感染はBA.5が主力と見てその推移予測と感染者の行動規制が以後の感染増にどのような影響を示すかをシュミレートしてみた。
下のグラフは、OWiD集計表から日本の今回のBA.5感染確認日系列とreproduction_rateを用い、その逆進外挿値から最初の感染者発生日と実効基本再生産数を推定し、それからの感染数の推移を試算したものである。その詳細は、
COVID-19 日本のオミクロン BA.5の実効再生産数の統計的分析と初期感染者発生日の推定
2022/09/19 に投稿した。
下のグラフは、1名の感染者発生時の実効再生産率を用いた感染予測曲線(黒線)と、感染者の社会的行動(接触)規制により基本再生産率を、2%、5%、10%だけ減らしたと仮定したときのシュミレーションである。
行動規制の効果は驚くほど鋭敏で、10%規制しただけで総感染者数は10分の一程度まで減少する。

しかしながら、現実では最初の1名の感染者を見つけるのは不可能である。そこで、全国の感染確認者数が最低になった2週間ほどの期間で新規感染者につてゲノム分析が出来、基本再生産数の際立って大きいウィルス感染者が特定できたとする、もしその時点でこの期間で50名程度になったと見られる確認感染者を行動規制で10%程度減少させた場合。以後の総感染者数は何もしない場合の5分の一程度のなる。
同様の様子を規制時の各段階について以下の組みグラフに示す。

これで見るように、行動規制は早期でなければ効果はなく、感染のピークでは効果が無い。言い換えれば、感染の蔓延近くで規制を行っても感染防止の効果は少なく、社会的、経済的支障は多くなる。
下のグラフは、規制時の感染者数と規制率の関係を示したものである。

以上の結果からはっきりすることは、日本だけでなく世界の先進国で行われた都市ロックダウンや社会的接触制限など、経済活動に大きな支障と損失を持つ政策が感染爆発の頂点近くで行われ、感染拡大防止や収束には役立っていなかったことである。
COVID-19の感染の終息は政治的規制の結果ではなく、特定変異株の自体が持つ統計的寿命によるものである。
COVID-19 日本のオミクロン
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この投稿は、日本の第7次感染確認者爆発の時系列をBA.5株優勢と仮定して、感染の実効再生産数(率)推移と、それに基づく感染曲線を統計的に近似計算し、実勢感染者数とで検証することを試みたものである。
日本では、2022以降政治的権力による市民の社会接触制限など、社会行動の制約の度合いは変更されていない。また、PCR検査対象者範囲、感染確認取集業務も変更されていない。
今回のBA.5と云われる日本で最大の感染爆発についてNHK集計の感染確認者数日ごと公表値(OWiDも同じソースと見られる)を用いて分析した。
下のグラフに先ずこの結果から示そう。OWiDデータベース、NHK集計の日ごと感染確認者数(お盆休暇修正済み)と3つの方式による近似感染予測曲線。

実効再生産率の計算には、BA.5単独感染者の推移が必要だが感染初期の混じりけの多い全体の感染者数では正確な値は検出できない。そこで、上のグラフの薄青背景の範囲で示すBA.5の感染者数が多くて優勢と見られる範囲の実効再生産者数(率)を用ることにした。これには三つの方式、OWiDのreproduction_rate、1週間の感染確認者数総計に対する次週の同総計の比を簡易実効再生産者数(率)とした場合、前者と同様だがお盆休暇集計漏れを補正した場合について行った。
下のグラフは、それぞれの実効再選者数をプロットし、指数関数近似式を求め前方50日までの遡り外挿による推移を示したものである。

上記近似式から、感染者発生時の再生産数(率)Ro:これは、ウィルス自体の基本再生産数ではなく、日本における最初の一人の感染者が平均的社会生活で何人の新たな感染者を生むかの「社会的基本再生産数」とも云うべき実効再生産者数を求めた。それによると、最初の感染者は2022/5/14日から20日の間に現たと推定される。この様子を下表に示した。

また、日本におけるBA.5の生存半減期は41日から46日、6週間程度と見られる。
以上、私の考える社会的感染収縮は、政府が強制する隔離政策やワクチン、集団免疫の効果でもなく、特定感染性ウィルスのゲノム転写エラーによる統計的寿命によるものであるとの仮定を支持しているように思う。
できれば、専門研究者のご批判を仰ぎたい。よろしくお願いします。







