高速道路の誤りやすい進入標識や構造、直進車との高速衝突を誘発する不合理な右折信号、切りっぱなしのガードレール串刺し事故で死者が出ても道路管理者は知らぬ顔。
重大な交通事故で道路管理者の責任を追及され有罪になった事例を見たことがない。すべて運転者や零細運送会社の運転手管理の責任とされる。これでは同じ原因による事故が「後を絶たない」ことになる。
こんな安易な防止策でさえニュース価値があるほどに道路管理行政が横暴である証拠であろう。
下の例は、空港の地上誘導路の場合で、個人運転者とは比べ物になららい安全運行技能を持つ2名のパイロット体制、空港管制塔によるハイテク技術を駆使した安全対策。それでも起こる誤進入事故。パイロットミスとして処理するのは簡単だが。空港では国際的事故調査団による原因調査とその防止策のレポートが公表されるシステム、その結果が最も安全な交通機関として今日の航空交通が達成されている。
シンガポール航空006便墜落事故
台北の中正国際空港(現・台湾桃園国際空港)からの離陸に失敗し炎上大破した。
滑走路誤進入防止対策検討会議取りまとめ 2008/03/28
http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha08/12/120328/01.pdf
二人一組のパイロット、操縦に集中できる体制、支援を受けての理想的な条件にありながら起こる事故。多くの場合、単独の過失では事故にはならない場合が殆どである。重大事故は、パイロットばかりでなく、管制官や空港の構造・標識、気候条件の判断など多くの複合した条件で起こったものである。一人の関係者のみの責任追及にはなりえない。
一方交通事故の場合を見てみよう。大勢の人を乗せたバスの場合でも運転者は一人、安全支援体制はなく全判断が運転者一人にに課せられている。事故が起これば所轄の警察による事故の結果の記録だけ、単なる運転者の過失として処理され、過失を起すに至った道路構造などの原因調査はなされない。航空機事故とは大きな違いである。
特に「高齢者の逆走」などとお決まり文句で見出しにするメディアニュース。高齢の運転そのものが犯罪行為のような「風評」を生むだけである。
見出しの記事は、安全交通管理のための些細な第一歩か。
「われわれ」意識のない政治家たち
「国民の」とは云っても「われわれ」とは言わない大臣たち、彼らの言葉の端々には、国民の上に立つ統治者との臭いがどうしてもぬぐいきれない。小選挙区から、わずか数十万の支援団体の表を集めて当選してきた議員たち。
今日の安倍総理の記者会見。その最たるもので、われわれは、彼の”かっこよさ”を求めているものではない。
われわれの社会は、多くの良識ある勤勉な”国民”で成り立っているもので、政治屋に指導されている存在ではない。
20世紀の歴史、それは一握りの政治家の権力闘争のために多くの若者の命が失われた不毛な悲劇の歴史を証明している。彼らは例外なく国際的危機をあおって「愛国心」を利用した。
Jacaranda の満開 Kula, Maui. HI
現金決済の禁止上限額の設定 「高額の現金を使うのは悪い人」 世界で定着か?
私がこのブログで何年も前から政治献金不正や高齢者のオレオレ詐欺のニュースの度に書いてきたこと。
”多額の現金決済そのものを犯罪行為とする法律”が提案されることのない不思議。
銀行が無職の高齢者に何百万の現金を渡す非常識。
しかし、メディアではこれを問題にした記事を見たことがい。
私のこれらの疑問記事に対し、どなたからも一度もコメントがいただけないので私の考えが異常かと不安になっていた。
昨日配信されたメールニュースで わたくしの感覚が異常でなかったことに意を強くした。
田中宇:現金廃止と近現代の終わり、2015/4/22
の記事によると、
フランスでは9月から現金決済の法廷上限額が1千ユーロ(14万円弱)、外国人観光客の現金利用の上限額1万ユーロと云う。イタリアやスペインなどの観光立国でも現金決済の制限強化をしつつあるとのこと。
都庁議会での「大真面目で実演された5千万円の現金がバッグに入るか入らないかの猪瀬元都知事聴聞会の映像」、何億円もの土地を現金で買う政治家、まるで時代劇のシーンを見るような日本の政治家たちの現状。
悪事の記録が残らないためには現金授受が唯一の手段。テロや麻薬取引の資金調達で日本が世界から非難を受ける事態にでもならない限り国会では高額現金取引禁止法は提案もできないのだろうか。
ハレアカラ天文街へ
ハワイ・ハレアカラ山頂に惑星大気観測専用
望遠鏡T60観測施設を開所(2014年9月)
東北大学 大学院理学研究科 地球物理学専攻 太陽惑星空間系領域
岡野 章一
東北大学 / 理学(系)研究科(研究院) / 名誉教授
の案内で見学しました。
60センチ望遠鏡の基部。望遠鏡と云っても最近は受光情報は電子化され、この望遠鏡も仙台の東北大学の研究室から遠隔でオペレートされている。
赤外観測で世界最高分解能の分光装置(赤外のレーザーへテロダイン超高分解分光装置)も開発。惑星から放射される赤外線を調べることで、惑星の微量な大気や、風速や温度を高精度に計測することができる。装置は望遠鏡に実装され、火星大気からの信号の取得(ファーストライト=初受光)にも成功された。1980年代、この技術の黎明期に関与した私にとっては感激であった。http://www-lidar.nies.go.jp/LRSJ/9thLRS/82-83.pdf
今回滞在したクラ・ロッジからの登山道の経路をグーグルマップから転載した。
45年を経て、再びの機会、老人にとって感慨深いドライブであった。
クラ・ロッジ: テレビ電話、インタ―ネット端末もない山岳リゾートスタイルの部屋。携帯電話を持たない私、隣接のレストランでのWiFi接続によるメールが唯一の通信手段。下のURLは庭からの全景。
久しぶりのアメリカでの運転
ハワイ・マウイ島 カフルイ空港で受け取ったレンターカーは下したての新車。 最後の日、クラ・ロッジで。
借りた時の走行マイル14(22キロメートル)、返した時のマイル数325、走行距離311マイル(498キロメートル)。
小さな島と思ったが1週間で意外と延びた走行距離。
安全運転情報としての道路標識の理念。保護左折信号方式、信号灯は各レーン毎に正面に表示。急カーブ毎には通過可能速度標識等、いつも感じることだが、運転者をイライラさせる標語等おせっかいな注意標識は一切なく、夜間初めての道でも安心して運転できた。
間もなく82歳になる私、警察庁のお偉方は無茶だと云うかもしれないが、日本よりリラックスして運転できるのはどうしてだろう。
45年ぶりに訪れたハワイ・マウイ島・ハレアカラ山頂の天体観測研究施設群
1969年に撮影した情景
2015年4月、ほぼ同じ地域は天文街の様相になっていた。
ただ45年前と変わらない建物がある。
上の二つの映像。上段は1950年代夜間大気光(夜光)の観測の建物で、地球大気光観測のパイオニヤ的施設であった。私が訪れた1969年には観測は中断されていたが、観測装置や、当時の電子記録装置が建物内に残っていた。
現在は建物内は倉庫として利用されているとのこと、でも石組みの外壁はそのまま。激しい気象条件の中半世紀以上も保存されていたことは感激である。
下の画像は1969年に撮った火口の写真であり
下は今回訪れた2015年4月5日のものである。
撮影地点が異なり、視線方向が少し異なるも自然は変わらないことが分かる。人間の時間と、地球時間の違いを実感させられた。
私の友人であり、東北大学教授を定年退官されたグループが開発された、世界で3か所しかない光学観測施設があり、それを訪れる目的で出かけたものである。
何十年振りかで研究の雰囲気を味わうことができた。
こうなっても 「愛国心の欠如」「テロリスト」「法治国にあるまじき無法者」と罵倒し、権力や経済力で抑込むことで済むと考えているのだろうか。
沖縄返還直後1970年代前半に沖縄県宮古島に2週間間ほど帯在した。海上保安庁のロラン送信施設を借り、夜間大気光の観測を行ったのであるが。着いて最初に所長から受けた注意、「本土から来たあなた方は、決して目立つ派手な行動をしないように」。それは、太平洋戦中は日本から、敗戦後はアメリカの施政権下で、一方的に犠牲を負わされてきたことに思いが及ばない本土の人たちに強い反感があるということであった。
私は、1960年代後半にアメリカのアイダホ州の地方都市および、ニューヨーク州都に合わせて3年弱生活したが。戦争の当事国アメリカよりも、宮古での短い滞在中の違和感の方が強く感じた。
現政権の人たちの直近の歴史認識の欠如は、近隣諸国ばかりでなく日本の国内でも困難を生み出すことになりかねないと実感する。