今回の感染増大期は、ピークが年末年始の長期休暇と重なったため、医療活動やデータ集計業務が通常と異なり統計の連続性に混乱が見られた。
それを軽減するために、厚生労働省の日ごと感染確認数の3週間移動平均値について簡易週間再生産率を求め指数関数式による感染曲線を試算した。
下のグラフがその結果である。正月明け6日以後に見られる感染確認数の増加は年末年始の業務遅れの補填値と推定され、これは3週間移動平均線と比べると分かる。
3週間移動平均から求めた簡易再生産率とその指数近似、及び上グラフで用いた修正再生産率近似との関係を下のグラフに示す。