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COVID-19 新型コロナウィルス 日米の感染状況の比較  

2020/11/16

まず前提として認識しておくことは、今日までの累積感染確認者数と累積死亡者数ともにアメリカは日本の100倍近く多いことである。人口比にすると30~40倍であろうか。下のグラフ縦軸の感染確認者の最大値は日本が12万、アメリカが1200万であることに注意してください。

日毎の感染推移は、週日によって周期的な変動が見られるのでこれを除くため、週間(7日)移動平均の推移曲線を用いて比較する。下のグラフは確認感染者数と死亡者数の日推移を描いたものである。

感染者数の増減を見ると、日米ともに第2次感染脈動が終わり現在第3次の拡大中に差し掛かっていることが分かる。

当然のことながら、感染確認から死亡が見られ始めるには遅れ日差があり、双方の曲線には位相の違いが見られる。

この状況を見るために、死亡者数曲線とそれに先立つ感染者数曲線の日差を変数とした平均相互相関係数を求めた。その結果を示したのが下のグラフで、日本の場合は相関係数の最大になる日数は感染者数が死亡者より約21日先行し、アメリカの場合はそれが11日程度と見られる。相関係数の最大値は0.5以下でそれほど顕著ではないが日本の方がアメリカより大きい。

下のグラフは、この日差を補正、位相を重ねて描いたものである。目視でも日本の方が相関が強いことが認められる。

位相の補正値から感染者の致死率を求め、死亡日を横軸にして表したのが下のグラフである。

日米ともに第一波の感染期には、致死率が大きいばかりかその変動も激しい。これは感染確認作業が遅延し、また治療システムの混乱も考えられる。両国とも対策に関する知見が蓄積されるとともに致死率が減少安定に向かったのが7月以降と見られる。

致死率に関しては、7月以降、日米ともに1~2%程度、統計的には大きな違いはないとみるべきであろう。

感染確認者の中から死亡者が発生するまでの日差が日本では21日(3週間)ほどであるのにアメリカでは10日程度。この違いは何を意味するだろうか?

日本の感染確認が、受験者の感染を受ける濃厚な環境にあったかどうかの調査のもとに、感染者との濃厚接触のあるものに発病前から感染確認がされていたとみるべきではなかろうか? アメリカの場合、発熱等自覚症状の段階で自己判断の要求で感染確認が行われ、確認がすでに発病している状態であるために短い日数で重症や死亡に至る状況が多いといえないだろうか。

何れにしても、今までこのブログに発表してきた種々の統計からは、日本の感染予防態勢は少なくとも北半球の世界では、稀な成果を上げているとみるべきだろうことを示している。ファクターXだけのせいではないと思いたい。

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