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運転の客観的な不安条件の判定根拠として 運転中急ブレーキの頻度記録

2020/02/28

科学的根拠を求めないで、年齢だけで差別されている日本の高齢者運転の免許制度。

運転の欠陥を検出する一つの指標として、実勢生活での道路運転状況において、車の進行方向の加速度を長期間(1年間)記録してその間の事故統計と比べ分析する多人数研究が進行中である。

急ブレーキをかける頻度で評価する欠陥運転の研究

2020/02/25

予備的な結果では、急激な減速をする急ブレーキの使用頻度と減速加速度(物理学では速度の時間変化率を加速度と定義し、減速の場合も云う)の多い運転者は危険運転者としての予測が成り立つ可能性を示す結果が得られている。

減速加速度で表した数値3.5m/S^2 (重力単位で0.36g)以上のグレーキング頻度を検出限界としてこの頻度が多い運転者は運転能力に欠陥があると分類できそうだとの論文が報告されている。また高齢者の間では1年間にこの頻度が増加する人があることも見られている。

参考として下のグラフに私の運転記録を示してみました。走行道路は住宅商業地と市街バイパス国道で全行程40分ほどの記録である。データは、車のDBDII端子からタブレット端末に記録したもので、速度・加速度はGPSデータを用いた。記録頻度は毎秒。運転条件は、晴天午後、日曜日やや混雑状態であった。

赤色は減速加速度で信号停止などの場合であり、上記の閾値3.5/s^2を超えた値は無い。前方加速度の場合は発進時などの場合であろう2回ほど急加速をした記録がされていた。

この運転状況の記録は下のグラフの様で、自動速度設定と、前車追随装置を起動させているため、アクセルペダルの踏み込み頻度は(青色)の下向き線で示したように少なく、自動制御でスロットルが(赤色)動作していることが分かる。残念ながらこの車ではブレーキ踏み込みセンサー信号がない。

下表に運転状況の時間分布を示した。一般道路では信号待ちの停止時間の割合が多いことが分かる。

思うこと

効果の証明されていない高齢者運転教習を有料で強制する法律は暴挙である。その証拠に、OECDの日本の運転免許制度にはこの法律について最近では隠され報告されていない。

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