日本と韓国だけが異常に多い歩行中交通事故死者数 その原因は?
2019/12/25
下のグラフは道路歩行中の交通事故死者数について各国人口10万人当たりの数で描いたののである。データはOECDのIRTADデータベースからのものである。

上図は、国情の詳しくわかりにくい国をグラディエーションで塗りつぶした。韓国は2013年の値であるが、日本と韓国はヨーロッパ諸国、アメリカ、オーストラリア名国に比べ異常に歩行死亡者が多いことが分かる。
この原因は何か、私にはこれを分析できるデータベースを見つけることが出来ないが、漠然と思われるのは、両国では、人口の都市集中化が進み移動に公共交通機関を用いる人口割合が多いからではないだろうか? 電車やバス利用は、必ず歩行や自転車が伴いそれらの利用者人口が多くなる。
安全整備の整っていない道路の歩行や自転車交通は、死亡の危険性の多い交通手段であることは統計的に明白な証拠が確認されている。
タクシーを除き、公共交通機関の利用には、その前後に歩行や、自転車利用が伴い、それらを含めた実勢の交通状態で事故危険率を評価すべきである。これはまた、都会と田舎では大きな違いがあると思はれる。 信頼できるデータと科学的な分析が望まれる。
International Traffic Safety Data and Analysis Group (IRTAD)
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