高齢者の運転事故発生率が75歳から80歳以降まで増加することはない証拠 イギリスの場合 PubMedの要約記事より
The licensing and safety of older drivers in Britain.
US National Library of MedicineNational Institutes of Health
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Accid Anal Prev. 2013 Jan;50:732-41. doi: 10.1016/j.aap.2012.06.027. Epub 2012 Jul 24.
The licensing and safety of older drivers in Britain.
Mitchell CG
Mitchell CG
UK Transport Research Laboratory, UK. kit@kitmitchell.wanadoo.co.u
要約:
イギリスの免許証保有者数は高齢者、特に女性の高齢者が増加している。40~69歳の男性が保有するライセンスは、約90%で飽和しているが、30~59歳の女性は約78%である。運転免許証の放棄率は、70歳以降に放棄し始め、90歳までに38%の女性と25%の男性がライセンスを放棄した。
この論文では1975年以降の死傷者数について多くの年齢層の異なる運転者当たりの死傷者数と走行距離当たりの死傷者数を示したものである。
高齢者の安全性は若年層よりも改善している。70歳以上の運転者死亡者数は,1990年から2004年の間に最も高く,その後,約40%減少した。80歳以上の運転者の場合、ピークは2004年であり、その後は約50%減少した。
論文は人口予測、運転免許保持の予測、死亡率の年次変化を利用して、イギリスの年齢別ドライバーの死亡者数を予測した。この結果は高齢者の死亡者が減少し続ける可能性が高いことを示している。
高齢者の死亡率は高齢者の脆弱性により増加する。この現象を導入すると、高齢者の事故発生率が75歳か80歳以降まで増加することはない証拠を示している。