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小保方晴子さんの記者会見を見て 2011年のOPERA実験「ニュートリノは光より早く飛行する」。物体は光より早く移動できないとするアインシュタインの特殊相対性理論が破られたかと色めき立った実験結果の発表があった。この場合との違いの原因はどこに?

2014/04/10

下記のOPERA実験で、ニュートリノの飛行が、光の速さより早いとの結果の暫定的発表が決断された。物理学の常識から見てあまりにも重大な結果に、実験分担者を含め学会の研究者から懐疑的・否定的意見が多く、研究の分担者はもとより部外者の間で技術的確認が慎重に検討された。しかし、もし本当なら物理学の基本となる理論にかかわることであり発表の意義が大きいとして、学会ですべての疑問が解消する前に実験の詳細とともに公表された。

[Measurement of the neutrino velocity with the OPERA detector in the CNGS beam]

neutrino velocity with respect to the speed of light (v-c)/c =(2.7 +/-3.1(stat.)((+3.4)(-3.3)(sys.))x10^(-6).

http://arxiv.org/abs/1109.4897

58名連名(加えて132名)の著者で発表された論文。22 Sep 2011 – 12 Jul 2012 最終バージョン

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[名古屋大学プレスリリース 平成23年9月23日]

CERNで作られた高エネルギーのミュー型ニュートリノの速さが、光速より約0.0025%だけ速い事を示すものです。

http://flab.phys.nagoya-u.ac.jp/2011/wp-content/uploads/2011/09/PressReleaseJPlast20110923.pdf

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その後、ニュートリノの到着側で地上と地下の時計をつなぐ光ケーブルの接続不良やニュートリノ検出器の精度が不十分だった可能性が見つかったため、2012年5月、実験不備を解消した上で再実験を行った。結果、ニュートリノと光の速さに明確な差は出ず実験結果を修正、6月8日にニュートリノ・宇宙物理国際会議で「超光速」の当初報告の正式撤回を発表した

ウィキペディア http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%8E%E3%81%AE%E8%B3%AA%E9%87%8F

OPERA :日本を含めヨーロッパの研究者連合の巨大プロジェクト、結果が誤りと分かっても研究主導者や、実験装置製作・管理者個人の責任に転嫁されたとは聞いていない。

 

理研:プロジェクトの主導者として研究組織を編成し、研究資金の導入・執行責任組織、旗色が悪くなっといって小保方晴子 博士個人の犯罪のような調査発表。その発表内容は、今日になっていくつかのテレビ局で語られた素人談義の域を出ていない。これでは理研は研究組織ではなく、典型的な官僚組織と言える。

小保方晴子 博士が最初の研究発表でのメディアの質問に、ネイチュアーのレフェリーからのコメントとして「長い発生学の歴史を冒涜する」とまで言われたとコメントしていたことを覚えている。

物理学の常識を破るOPERA実験、生物学の常識を破るかと思える今回の発表、結果的に間違いが証明されるかもしれないが、価値を認めた論文は公表されなければ学問の進展の契機にならない。世界的に信頼されている専門誌、現時点での公表に意味があると判定して受理したと思いたい。

少なくとも、ネイチャーは学会誌の見識とプライドにかけて、一個人に騙されたとは言わないだろう。

理化学研究所の野依良治理事長の9日午前、衆院文部科での答弁を見るにつけ 日本の権力層の見識の「幼児化」がやりきれない。

!お前は何様かと云われるのは覚悟で書いてみました!、

2件のコメント leave one →
  1. tabo689 のアバター
    tabo689 permalink
    2014/04/10 23:48

    全くの専門外のものだが、本投稿の趣旨は、具体的な比較材料を出して、誠に適切であるように思われる。今回の小保方さんの件は、その一連の経過をみていると、実験・論文作成・発表の仕方の技術的方法的不備、問題が批判され始めると、所属研究所の関係者から共同研究者まで、本研究の最終目標や結果の可能性はそっちのけにして、「科学的」と称して外形的な実証手続の整合性だけを問題にしているのはどういうことか。いかにも日本的現象と感じるのは私だけか。報道された限りでは、誰一人としてその手続き上のミスの責任をともにかぶりつつ、本来の研究目的の可能性の追究を続ける意向を表明する人がいないようだ。研究所の上司をはじめとして、自らの汚名回避に汲々として保身に努めるあまり、日本! は数少ない学問上の大きな潜在的可能性を潰してしまうのではないかと恐れる。安保哲夫(退職国際経済研究者)

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  2. spaceglow 市川 敏朗 T.Ichikawa のアバター
    2014/04/11 20:51

    tabo689 様
    コメントありがとうございました。わたくしも同様専門外ですが、今日、もう少し具体的に一般に知られていないだろう情報を添付したブログを書いてみました。
    ご高覧いただければ幸いです。

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