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高齢者の活動の自由を尊重する社会に

2012/04/07

数日前、アメリカで80歳代の夫婦が操縦する小型機が不時着したニュースがあった。ご主人が飛行中心臓発作を起こし意識不明となり、操縦経験のない奥様が、空港に連絡、他の飛行機の誘導によって不時着した。ご主人の方は回復できなかったとの話。

これで、すぐ思い出したのが私のアメリカの友人が大学をリタイアーした直後、飛行機の操縦免許を取り単独初飛行をしたとの便り。定年世代の飛行機操縦 «  2007年1月23日に書いた記事である。

アメリカの地方の空港では、駐機場に古い型の小型飛行機がたくさん係留されているのを見る。退職後でも自家用機を維持できるのは、退職者が特別裕福なのではなく、諸規制による高額な維持費が掛からないからである。

日本の高齢者は車の運転まで規制し、免許証の保持に余分な経費を課すのが当然のごとくの規制当局、保険会社も保険料を上げる。日本を含め先進国のどの科学的に信頼出来る統計を見ても、高齢者が自動車の運転に於いて他の年齢層と比べ、特に社会に危害を与えている事実は無い。これはどう見ても今後増加する高齢者に目を着けビジネスにしようとする魂胆としか思えない。

日本の高齢者の道路歩行や、自転車の死亡事故の統計は先進国中際立って多い。しかし自動車運転事故死者の統計では、日本はヨーロッパの最も事故の少ないイギリスなどと同じレベルである。死傷事故の主な原因は高齢者の道路歩行者が多いことにある。

高齢者の最も安全で容易な移動方法は自動車運転であり、歩行困難は高齢による障害で最も早く来るものでる。

交通の客観的事実や、高齢者の医学的特性を無視し、思い込みを利用して権力や予算の維持を考える規制当局や、それに便乗する保険会社。欧米の自動車社会と同レベルまで成長した日本社会をどう見ているのだろうか。

まるでお祭りのような交通安全の看板や注意書き、交通安全協会のぼり旗まで、こんな光景は私が運転した外国では見たことが無い。

道路標識をすっきりさせて、煩雑な看板や広告を無くすことこそ交通事故を少なくする残された方策であろう。フランスの不便とさえ思われる程の道路標識の規制を研究すべきであろう。

このように書いてきた根拠は、もう一つの私のブログ DriveSafely/ウェブリブログ に証拠となる参照論文や統計を挙げて書いています。

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