緊急に教室の徐塵清掃を行うことの必要な証拠が出た
文部科学省の英文データベース MEXT : (English version) Results of dose rate measurement at schools in Fukushima Pref. etc
を分析した結果、教室内の放射線率が、日々の経過とともに運動場の値に近づいて来ている箇所が増えてきていることが分かった。
先に書いたブログと同じ内容であるが、問題点が分かりやすいよう、政府が最初に使っていた室内減衰係数0.4(木造住宅)、他に、0.8 及び1.0(運動場と同じ)の3つの減衰係数レベルを閾値としてそれ以上の測定値の頻度を表示した。
文科省のデータベースでは、Mean valuse in classroom etc として、窓際、教室の中央、それぞれ高さ1mと50cmとある以外、詳しい測定条件が書かれていないので推定の域を出ないが、6月2日のデータでは、教室内の方が運動場より放射線率が高い測定値が見られる様なったことである。まだ報告されている頻度が数回であるから測定誤差とも考えられるが、下のグラフで見ると明らかに教室内での減少率(遮蔽率)が減少傾向にあることが分る。
6月2日には、屋内減少比0.4以上の測定値が25%強になり、0.8でも10%に近付いている。窓を開けざるを得ないこれからの季節、例え早朝や、放課後に窓を開放し冷却するとしてもこのような状況を見ると、室内軽減は見込めない。
コンクリートで外部のγ線が遮蔽されることを念頭に、教室の窓際と中央での測定を考えたのであろうが、この結果から考えられるのは、もっときめ細かな測定が必要であろう。もし吹き込んだ塵埃のせいだとすれば、特に部屋の角や棚など子供が荷物を置いたりする場所に線量が1以上になっている可能性がある。
乾燥した雪の多い東北の方なら経験があると思うが、塵埃は建物内など障害物がある場合、一様ではなく吹きだまりが出来、異常に蓄積する場所が生まれることは明らかと思われる。
以上の結果は、学校の建物内の塵埃清掃を専門の業者により科学的・合理的に実施することが急務であることを示唆している。
以上のことは、一個人が考えることではなく、行政では考慮済みと思われるが、運動場の表土交換以外の処置がニュースでは聞こえてこないように思うので。
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