交通事故災害の分析Ⅹ 路上交通の年間事故死亡者数 人の移動手段別
2023/12/03
人々の生活移動に使用される主要交通機関の年間死亡者数を纏めたのが次のグラフである(2022年度)。警察庁のデータベース「オープンデータ」では事故当事者種別をAとBに分けて集計している。その分類基準の明確な記述は見られない。データの統計からみるとAは加害事故、Bは受動的な被害として警察の事故見分による報告記録の分類とみられる。
事故当事者種別Bの死亡者数では、路上歩行者が際立って多く、年間死亡者数を1日に平均して3人弱、普通乗用車乗車中の事故死者数は4日に一人。
曲がりなりにも、乗員の人身保護の機構を装備している普通乗用車(死者数97)に比べ、その他の無防備な交通機関の合計死亡数がいかに多いかがわかる(死者数1491)。

事故当事者A、加害者側の死亡件数では当然ながら速度が速く質量の大きい車の事故による死亡者数が多く、歩行中では死亡事故を起こしたのは1名だけと記録されている。

死亡数の計測は、事故24時間以内のもので、科学的使用される死亡記録、事故後30日以内の追跡死亡記録は記載されていない。グラフのエラーバーは死亡者数の確率標準偏差値で示した。
ここで、軽貨物車を取り上げたのは、農業地帯で見られる農業に従事する人が農作業だけでなく日常の移動にも見かける安全を無視した脆弱な車の場合ではないかと推定される。
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