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測定した血圧値が曖昧でありながら、高血圧の診断や降圧薬による介入。科学以前の疑問

2023/08/21

臨床で用いられる血圧には二つの大きな疑問点がある。その一つは血圧測定が技術的にいかに正確に行われたとしても人の血圧は時々刻々変動するものであり、その値は計測時の環境条件と測定時の瞬間値に過ぎない。

血圧診断は、従来から一般に診療室での医師による水銀血圧計による聴診法で行われていた。しかし、最近ではオシロメトリック法による自動血圧計が診断でも用いられるようになった。

高血圧ガイドライン(JSH2014)では、診察室140/90、家庭血圧135/85、自由行動血圧測定(ABPM)130/80 mmHg以上としているようだ。しかしこの基準の検証可能な科学的根拠はあるだろうか?

最近の医療用自動血圧計及び家庭用血圧計あるいはABPMモニターは何れもオシロメトリック法によるものと決められているが、現在オシロメトリック法のアルゴリズムはメーカー固有のものであり公表されていなく科学的互換性が疑われる。

このような状況でありながら、大学病院でも見かけるようになった診察室前の自動血圧計による計測、そのプリントを持っての診察。厚生労働省は診療保険点数として認めたのであろうか?

参考資料:オシロメトリック型自動血圧計の賢首と課題、日本総合検診医学会第43回

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