診療室血圧効果と24時間月間平均血圧の乖離はこんなに大きい
2023/07/19
私の通院する病院では循環器診療に際しても自動血圧測定器により計測しそのプリントを持って入室する方式になって1年余り。医師による対面測定は廃止された。この状況は他の大学病院でも見るようになった。
通院距離や交通手段にもよるが、移動した直後の測定値、個人差があるだろうが血圧が上昇している時の値と見てよいだろう。
私は24時間血圧測定器(ABPM)を常時装着して長期間統計を取っている。したがって医師による診療室血圧測定の結果でもそうだが、自動測定器による測定値はABPMとの同時の測定でも高く、更にABPMによる日平均値と比べればかなり高い。
私の場合のその一例を下表に示す。

診療受付に設置されている自動血圧計による値と同時にABPMで測定した血圧との差で見ると収縮期血圧で自動計測機の方が最大10数mHgも大きい。更にこの値は日平均値と比べると50mmHgにも及ぶ。
経験のある医師は血圧の日変化や診療室効果を十分認識して診断にあたっているだろうがどうだろう。循環器診療ガイドブックにある「家庭血圧を重視し患者に毎日起床時の血圧をメモする様」はどれほど実行されているだろうか?
高齢者に対する血圧降圧薬の過剰処方の方が心配される。
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