「運転免許返上」早まらないで高齢者の皆さん。 高齢者の歩行・自転車通行はこんなに危険
下のグラフは年齢層別交通手段別の年間死傷者数(2020年)である。負傷者数全体では75歳以上で人口の減少とともに減少しているように見えるが、これは自動車乗車中が減少しているからで歩行・自転車は70歳以上ほとんど変わらない。交通需要の中で高齢者層の乗用車利用が困難になっていることを表している。

更に、交通事故の死傷者数として表示されている中で30日間死亡者の割合を見ると、高齢者層ほど急激に増加する。残念ながら警察庁のデータベースでは交通手段別の死亡数は公表されていない。

運転免許を持たない年齢層と高齢者層の歩行・自転車交通中の死傷率が高い。さらに、ただでさえ脆弱な高齢者の歩行・自転車の死亡率の上昇は上のグラフより更に強調されるだろうことが推察される。
タクシーを除く公共交通機関の利用は、それだけで移動目的が達成されるわけがなく、歩行や自転車の交通が必要となり単独ではないことの認識が重要である。
さらに、日本では救急病院などでの路上事故集計のデータベースが公表されていないが、高齢者の転倒事故や、夏や冬の過酷な気象条件での路上でのバス待ちなど、循環器などの基礎疾患を持つ患者の交通中の発症などを集計しなければ本当の交通障害事故の状況は分からい。
警察庁の間違ったキャンペーン、高齢者の運転中死亡件数が多いことだけを見せて運転免許を取り上げる根拠にしていることである。
高齢者のブレーキとアクセルの踏み誤りなど、これは高齢者だけに限らない。現在の電子制御で防止できる技術であり、免許を取り上げる理由にはならない。
最も安全な路上交通手段は乗用車利用中である。特に高齢者や、虚弱者にとって。バスや電車は健常者の交通手段である。
グラフは下記の日本政府e-Statデータベースから描いたものである。
