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COVID-19 日本のオミクロン 世界最悪の事態か? 商業メディアの陥った認知バイアス

2022/07/30

WHOが日本は世界で一番感染者の多い国になったと発表した。ここぞとばかり日本のメディアは飛びついて無責任なニュースにした。

これから示す画像はOWiDのWeb.システムから作成した日本と交流の深い国を選んで描いたグラフのコピーの幾つかである。

確かに日本が週平均の日ごと感染者確認数では急増し世界一位になったかに見える。

しかし、下のグラフの様に、人口100万人当たりの感染確認死亡者数推移で見ると日本は最下位である。

ただし、感染確認者数に関しては、世界の国々の検査システムの違いや、政治的・社会的状況による時系列の変動等一律な比較が難しいことは事実である。

それに比べ、感染死亡数についてもその正確性はまちまちだが、PCRテストよりは人為的介入の程度が少ないと見られているのが一般的である。

オミクロン感染以降の期間による死亡者の日ごとの死亡者数を見たものが下のグラフで、ここでは日本は最下位である。

また、COVID-19 発生当初からの積算死亡者数についても、確かに増加の傾向は見られるもののまだ最下位である。

COVID-19発生からの累積死亡者の人口100万人当たりで見ても日本はニュージーランドとともに最下位である。

ニュースメディアの傾向は、社会に起きた悪い事を際立たせる事例だけを選んで報道する。

視聴率獲得が必須の商業メディア、芸能ディレクター感覚で編集するテレビのトーク番組。それに迎合して根拠のない結論を確信ありげに言う「専門家・有識者・コメンテーター」。これがその実像であろう。

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