COVID-19 日本のオミクロン 爆発的な感染力を持つ変異 どこまで続くか
オミクロンは「最後の変異株」なのか、英専門家が解説|ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト (newsweekjapan.jp)記事より抜粋。
< ベン・クリシュナ(ケンブリッジ大学免疫学研究者)
<爆発的な感染力を持つオミクロン株が教えてくれる、新型コロナ・パンデミックの終わりの始まり。ウイルスの「改良」は永遠に続くわけではない>
ウイルスは生きているのか。この問いについては専門家の間でも議論がある。
だが、ウイルスが生物と同じように進化するのは間違いない。それは、2年にわたる新型コロナウイルス感染症のパンデミックで、数カ月おきに「懸念される変異株」が登場してきたことからも明らかだ。
その一部は、ヒトからヒトへと広がるのがうまく、のろまな変異株を追い抜いて、世界で支配的な変異株の座に就いた。
これは、ウイルスの表面にあるスパイクタンパク質に突然変異が生じて、宿主細胞のACE2受容体タンパク質と結合する(そして細胞に侵入する)能力が高まるためと考えられている。
アルファ株やデルタ株は、そうやって瞬く間に世界に広がった。そして、オミクロン株も同じようになると専門家は考えている。
とはいえ、こうしたウイルスの「改良」は永遠に続くわけではない。
生化学の法則では、スパイクタンパク質は最終的に、ACE2と最も強力に結合できる形に進化する。その一方で、ウイルスの伝播能力は、ゲノムの複製スピードや、宿主細胞への侵入を促進する酵素TMPRSS2の活性レベル、そして感染者のウイルス排出量といった要因によって制限されるだろう。
理論的には、これら全ての進化を総合して、ウイルスの威力はピークに達する。
では、オミクロン株はこのピークなのか。
残念ながら、そうは思えない。>
以下参照省略
日本の感染者 収束しないばかりか再び感染爆発の始まりか?