COVID-19 厚労省の感染確認者報告数は省務集積数であり科学的根拠のあるデータベースではないようだ
信頼できない厚生労働省のデータベース・オープンデータ OWidでも。
厚労省発表の感染確認者数は単に省内規則による集計の業務報告であり科学的に評価できる数値ではないことが疑える。比較資料として以下の3っつのデータを比べてみた。
a) オープンデータ、厚労省データベース。
https://www.mhlw.go.jp/stf/covid-19/open-data.html
b) NHK集計データベース。
https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/data/
c) OWid/covid-data
https://github.com/owid/covid-19-data/tree/master/public/data
日本全国の感染確認者の日ごと集計数を報告する以上の三つのデータベースについて比較した。
日毎にリストされている感染確認者数をグラフにしたものが下図上段左で、差が大きい第6次感染爆発の期間について描いたものが上段右である。NHKとOWidの値には殆ど差異が無いので重なっているが厚労省(青色)は異なった値が目立つ。下段は感染者確認数の週移動平均で比べたものである。2月に入って厚労省の集計値が小さくなっていることが分かる。

この三つのデータベースの値を比べると、下図の様にNHKと厚労省の差異が明らかに大きい。OWidはNHK集計値を採用しているように見える。2021~2022の年末年始に限りNHKとOWidに違いが見られるが標準時差をどのように調整しているかも含めその理由は不明である。

厚労省とNHKの差をその時点での感染者数との比率%で見ると、上図右下の様に第6次以降厚労省の集計値は最大15%近くにも少なくなっていることが分かる。
その結果、2022/4/20日までについてこの3種の累計確認感染者数を比べてみたのが下のグラフである。厚労省の値が2月16日頃より急激に下がっているのはどんな理由であろうか?

日本では政府と独立系の研究機関の科学的データの公表が無い(公表を禁止されている)としか思えない。