COVID-19 変異株の半減期モデルの検証
2022/02/04
特定変異株の集団での減衰半減期と初期実効再生産率を変数とした感染増加及び終息モデルについて。
均一と見られる社会集団に侵入(発生)した悪性変異株の模擬感染者数曲線について、その頂上の人数を3種類に仮定した場合の試算をしてみた。
一人の感染者が広める感染者数の日変化を、変異株の半減期を40日から100日まで、感染者数の頂点が1万名,千名、100名にとなる場合について、初期の実勢再生産率との関係をグラフにして見た。



日感染者数の峠値を1万名で考える場合場合、初期感染者数を、グラフの上からそれぞれ、1名、10名、100名と見てもよい。
以上:
感染者数のピーク値を一定とした場合、変異株の感染力が強い場合は半減期は短く、変異株発生から頂上場までの日数が短い、言い換えれば感染爆発が急激に増大する。感染力が弱くても半減期が長い変異株では、極大期までの日数及び半値幅が長く、総感染者数も多いことが分かる。
また、初期感染者数が多いほど感染爆発は急激に起こることも想定される。
メディア的には感染力が強く感染爆発が急なほど目立つが、感染力が弱くても変異株の寿命(半減期)が長いほど総感染者数が多いことに注意すべきである。
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