新型コロナウィルスによる過剰死亡率 多くの国が減少する中で日本が上昇に向かい北半球で最大に
2021/08/15
OWD データベースから。COVID-19発生から2020年度中世界の国々で日本の過剰死亡率は10%以下ほぼ一定、死亡者の少ない国であった。しかし、北半球の国々では2021年3月までそろって減少し10%以下となった。
日本だけが2月の集計値から直線的に増加をはじめ5月の集計値では10%を超え最高過剰死亡率の国となった。その様子を下の画像コピーで示す。このOWDウェブシステムでは、表示する国は選択できるようになっていて多くの国々が表示できるが、ここでは見やすいために日本と関連の深い国を制限して表した。

ここで特筆することは、殆どの国々がこの過剰死亡率を年度初めからの週単位で報告しているが、日本は月末の集計値のみ報告している。ここでも、科学的データを軽視する日本政府の姿勢であろうか、先進国とは思えない認識である。
2020年以前の統計的死亡数の季節集計値に比べ2020以後の同季節のCOVID-19による死亡者数の割合を示したものである。負の値になっているのは統計的確率変動以外に、他の感染症に対する衛生観念の強化の影響とみられる。
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