COVID-19 日ごと報告されている感染数集計値は実勢の感染から3~4日遅れの数値と推定される
2021/05/01
日毎に発表されるCOVID-19感染データは週日依存性が大きい。感染が社会活動の週依存性による人々の接触密度に依存すると考えられなくもないが、厚労省の一般向けデータは事務上の日毎の集計数であり、役所業務の週依存性が強いと思われる。実際の感染から報告集計までの遅れの情報は報告されていない。したがって時系列の週依存性を除くために週間移動平均が用いられている。一般に日毎の数値は日曜日から週前半は数値が小さい。したがって週単位で移動平均値からの過不足を埋め合わせた様子を下のグラフに示した。
赤色棒は週前半の報告遅れを埋め合わせた数であり、薄い青色棒は埋め合わせのため週前半に移動させた数を表している。この様子から予測される感染から集計報告までの遅れは3から4日程度推定される。分かりやすい様に日曜日の報告数をグラディエーション棒で示した。

実感染者数は公表された感染確認数の4日前の状況を表したものと見ることが出来る。
医療機関に属していない一般には公開されていないHERSYSデータに基づくと、感染から報告までの遅れのが影響しないのは14日前までとの推定がある。www.mhlw.go.jp/content/10900000/000774329.pdf
ここでは厚労省の一般向けオープンデータを用いたので詳細不明の為週間単位で考えた。
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