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COVID-19感染者の実勢再生産数の試算 社会的接触を80%に下げただけでも大きな効果

2021/01/14

一人の感染者が何人に感染を広げるか? COVID-19感染時系列について初歩的な予測を試みた。WHOなどの情報から大まかな基本データ、感染力の持続日数(活性日数)を感染確認から2週間と仮定し、この期間中に何人に感染させるかの仮定をすることで行った。COVID-19の代表的な基本的な再生産数値1.6~6.6の範囲内にある感染確率を基準に用いた。

下のグラフは、一人の感染確認者が確認の日から2週間(14日)間の感染活性期間中に新たな感染者を生むと仮定した累積感染者数で、1日当たりの平均生産数1/14=0.07とした場合についての近似値である。感染させる日は、14日間のどこで起こるかわからない確率変数であるから平均値を用いることには矛盾があるが試してみた。

最初の14日間に一人の感染者から感染させられた累積人数は23名になり、その後は15日以前の感染者から他の感染活性がなくなり非再生生産者となる。したがって、もし14日後の時点で感染者をすべて隔離し、以後新たな感染者を発生させないとすれば28日後には感染活性者がいなくなり自然終息をすることになる(緑線)。実効再生産数とも言えない、既存の定義にはないと思うが「実勢再生産数」とも言える係数を考えそれを15日以後に適用してみる。これが1.0の場合、28日以降積算感染者数は、14日前の回復者と死亡者が新たな感染者と同数となり、14日間の移動積算感染者数は一定となる(赤線)。発生14日以後、あらゆる方法で新たな感染確率を下げることに成功し、90%から50%まで順次見てくると、確率を半分以下に下げれば実質収束に向かうと見られる。

数字だけ見れば、2020年COVID-19発生当初からの累計感染者数は多い様に見えるが、人口比で見れば非感染者数は圧倒定期に多く抗体保有者はわずか、現在でも日本の場合一般には感受性集団とみられる。

有効なワクチンが社会全般に行き渡るまでは、感染を収束又は減少させるただ一つの方策は、現在行われている、人と人との接触制限・社会的距離を保つこと、消毒、マスク等あらゆる手段で実勢再生産率を下げるしか方法はない。グラフで見るようにこれを80%に下げただけでも大きな効果があることが分かる。

青線は、何も感染予防処置を強化しない場合、感染者が指数関数的に増加し、1か月間で80倍にも達する様子を示す。COVID-19の場合重症化や死亡率が大きくまた、最近論文が出始めた非発症者の後遺症等、自然感染による集団免疫を選ぶことは無謀であることの証拠は明らかである。

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