2020年 日本のPCR検査実績を見る
2020/12/21
日本のPCR検査には統計的に不合理な証拠はない。欧米に比べて検査数が少ないだけで非難するのは間違いだ。
下のグラフは日本のCOV-19感染初期から現在までの状況を描いたもので、最下段、PCR検査実施数に対する陽性確認の陽性率%は3回の感染増大期には増加が見られるが最上段、PCR検査数も増加しており検査実施数を故意に制限した為ではないことが分かる。グラフの縦軸を対数で示しているから上下の幅は相対比を表す。
6月までの第一次拡大期には検査の混乱期と見ることだ出来るが、それ以降は安定した検査状況であったことが見られる。

陽性率を詳しく見ると、第2次と3次の頂上期ではそれぞれ7%近くまで上昇しているがこの効果をPCR検査不足と見る証拠はここでは見当たらない。

第1次の収束時、感染確認者が1%程度まで下がったことに注目すべきではないだろうか?
現在進行中の第3次の拡大が第2次と同様ならば、現在、陽性率の下降が見られることから第3次も収束に向かっている希望が見られる。
来年は良い年になるよう希望が持てると云いたい。
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