日本のCOVID-19 第2次感染死亡者数 ピークは過ぎたか? 確認感染者数からの予測
2020/09/13
6月11日以降の一日当たりのPCR確認感染者数の約1%が、19日後の7月1日からの死亡数トレンドと一致することが見られる(最下段のグラフに示す)。
下のグラフは、この日にちのずれを重ねて示したもので、棒グラフの、青棒が実勢死亡者の日毎数、赤色棒は19日前の感染者数から求めた予測値。赤色棒のみの部分は現在以後19日先までの予測値である。線グラフはそれぞれの週間移動平均値である。

全期間を通じて、日毎の感染確認者数のトレンドより約19日遅れて死亡者トレンドが一致することが見られる。第一次感染拡大期と第二次を通じて描いたものが下のグラフである。ただし、第一次では感染確認者の4.5%が死亡者と見られ、第二次の1%より死亡率が大きい状況を示す。

この原因は、第一次と第二次でウィルスSARS-CoV-2の性質の違いか、単なる政策的な感染確認率の違いか、又は治療法の進展かは分からない。これは感染症学的に分析すべき価値はあると思う。
下に、用いた厚生労働省の生のプレスデータをグラフに示した。

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