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COVID-19 (新型コロナウィルス感染) 厚生労働省のデータベース 「オープンデータ」を検証する

2020/07/25

厚生労働省で集計された新型コロナウィルス感染者データベース「オープンデータ」からPCR検査陽性確認者数、入院加療・退院者数及び死亡者数についてその累計値をグラフに描いたものが下図である。5月7日と8日の不連続は収録方法の変更によるものである。ここで、「入院を要する者+退院者」とは後尾に記した集計基準の①と②の合計値である。

ここでは、5月8日以降のデータについて詳細が分かりやすいグラフにして示した。

累積PCR陽性確認者数の増加とともに全期間同じ割合で入院医療治療とその結果である回復者が記録されている。残念ながら死亡者も見られるが、ほぼ同じか減少傾向であることが分かる。感染者総数と医療記録数には少し空白が見られるが、それぞれの記録には判定の困難や入院待機中・発生日との遅延等による欠落等、細部までの解明は無理のように思われる。直感的にはこのデータは非常に良い一致と見ることが出来る。

何れにしてもこれを見る限り、日本のCOVID-19感染による医療体制は、現在までの全期間にわたって正常に機能していたことの証明であろう。

証拠を示さないで、外国のニュースなどの断片的な比較だけで日本のPCR検査率が少ないことが災害の根源ように言いふらす一部のメディア、テレビのコメンテータ。これこそ視聴力稼ぎのフェイクニュースの典型であろう。

残念ながら一抹の不安は、不都合な公的記録を抹消しても犯罪にならない現今に見る官僚機構、厚生労働省の集計に作為的な加工が加えれれていないかである。しかしこれを検証できるソースデータ(全国の自治体による発表日毎の原プレスデータ)を求め集計検証をすることは、個人では不可能のように思われる。

オープンデータ集計基準の要約

① 入院治療等を要する者の数: 入院待機中、確認中を除く入院を要する者等の数である。

② 退院又は療養解除となった者の数: 各自治体がウェブサイトで公表している数等を積み上げたもの。

③ 陽性者数: 各報告日時点の集計値を記載している、各報告日における新規陽性者数は、各自治体がプレスリリースしている個別の事例数(再陽性例を含む)を積み上げて算出しているため、前日の総数からの増減とは異なる場合がある。

オープンデータ 厚生労働省

https://www.mhlw.go.jp/stf/covid-19/open-data.html

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