COVID-19 (新型コロナウィルス)基本となるデータは正確か? インターネットに公表されている国際的な三つの収集機関で 日本を比べる
世界保健機構には世界共通のデータ収集規準とそれによるデータベースは無いようだ。
インターネットに公開されている世界のCOV-19感染データの三つの収集機関について、日本のデータを比べてみた。各機関は大まかなデータ収集根拠を示しているが、個々の細部までは分からない。データベースの機関は、
① オープンデータ 厚生労働省、 PCR検査とCOVID-19感染者集計データht
https://www.mhlw.go.jp/stf/covid-19/open-data.html
② COVID-19 Dashboard by the Center for Systems Science and Engineering (CSSE) at Johns Hopkins University https://github.com/CSSEGISandData/COVID-19/tree/master/csse_covid_19_data/csse_covid_19_time_series
③ Data on COVID-19 (coronavirus) by Our World in Datahttps://github.com/owid/covid-19-data/tree/master/public/data
先ず、死亡者数の日間発生数について調べてみた。日変化は週日効果が大きいので一週間の移動平均の中央日で変動グラフを描いたのが下のグラフである。三つのデータベースの間では大勢は一致しているものの、この程度の差が見られる。世界の標準時差の関係で日付の判定が難しいのが分かる。

同様に、PCR確認感染者数で見ると下のグラフの様で、日本の厚労省のデータは調整値のように見える。

発生当初からの累積数については、期間の前半では不一致も見られるが、当然のことながら三機関の値は日程が進むにつれ一致は良くなっている。

参考のため、三機関のデータ収集の日付毎の値を棒グラフで示した。

日毎の数値はこのように不確定である。
メディアや行政が、稀に見られる大きな変動をさも真実のようにコメントする記事には注意が必要なことが分かる。