コンテンツへスキップ

日本のCOVID-19 (新型コロナウィルス) 感染者数が少ないのはPCRテストを制限したからではない 

2020/07/10

新型コロナウィルスに関するオープンデータ 厚生労働省、 https://www.mhlw.go.jp/stf/covid-19/open-data.html  は以下の様な基準で公表されている。令和2年1月16日からのデータの内、5月8日公表分から、データソースを従来厚生労働省が把握した個票を積み上げたものから、各自治体がウェブサイトで公表しているプレスりリースの数を積み上げた数に変更した。空港検疫にて陽性が確認された例は含まれていない。公表項目は、

PCR検査陽性者数 。
PCR検査実施人数
入院治療等を要する者の数
退院又は療養解除となった者の数
死亡者数
PCR検査の実施件数
発生状況

上記の各項目ごとに個々のCSVファイルで提供されている。データは2020/1/16日から現在まで日毎の値の全国集計値である。

下のグラフはそのデータから描いた一例である。PCRでの感染確認者累積数の増加から2週間余り後にそれとほぼ同率で死亡者の累積増加が見られる(死亡者数は右スケール)回復者はさらに1週間ほど遅れて見られている。

図1

日毎のPCR検査数と陽性者数については、週間規則変動が見られるので(7日)移動平均を用いて示したのが下のグラフである。陽性者数は右スケールである。

図2

これで見ると、感染者のピークは4月10日頃であり、それ以後急激に減少するがPCR検査数は変わらず行われ、その増加時にも新感染者は同期していない。ここで気にかかるのは6月18日以降また新感染確認者数が増加傾向にあることである。これはPCR検査数の増加のせいであろうか?死亡者が現れる2週間後になると分かる。

日本ではPCR検査数が少ないから確認感染者数が少ないだけで、外国の例を見れば、本来は未発見感染者がもっとあるという証拠の無い尤もらしい話がメディアで盛んであったが、これが間違いであることを下のグラフに示す。

PCR検査の積算数と積算感染確認者数の日毎の増加の様子を見ると、日本ではPCR検査累計数はほぼ一定率で増加しているが4月半ば以降陽性者数の増加は見られない。言い換えれば、これは、日本の場合PCR検査が少ないから確認感染者が少ないのではない一つの証拠である。

図3

図1で見るように、死亡者は感染確認時より約2週間余り遅れて現れる。そこで、下のグラフでは感染者積算グラフ曲線を死亡者積算グラフに16日進めて重ねたものである(左図)。右のグラフは、感染者数の死亡率が5.5%として、死亡者数から逆算した推定累積感染者数と確認感染者数との比較である。

このように日本では現在までの全期間において死亡率は感染者の5.5%、一定値を示している。

日本の場合、現在までの全期間を通じて「PCR検査を増やせば感染者が増加して見える」は明らかに間違いであった。しかし今後は社会的感染防止制約がゆるむにしたがい無発症感染者が増え、感染の2次爆発の恐れは無視できないであろう。

No comments yet

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google フォト

Google アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。