日本の極端に少ないCOVID-19 感染者とその死亡者数 国際的に無視されている理由
どこの国の政権も、この異常な災害の対応に戸惑い、正確な状況の公表に対し政策的な違いが見られる。
世界の感染症研究機関やメディアは、データ分析や取材により、政治的権力により影響を受けているデータを分析して、正しい事実の把握に関する前駆的な結果を発表している。それに対し、日本のメディアは無責任に、政府決済の紙プリントのコピーを添付するのみである。大学や研究機関も独立系のものは無く、予算を政府に握られ独自の発表は自粛している。あるのは政府発表のデータだけである。これでは評価のしようがない。
世界で最大のCOVID-19の感染者・死亡者を発表したアメリカ。それでも感染確認死亡者の発表数は、4月4日時点で、平年の季節変動病死者の統計変動値より増加した総死亡者数の半分、あとの半分は未確定の死者で、いずれも今年は異常増加をしめしている。原因がこの統計時点では不明になっている死亡者全員が隠された感染死亡者とは限らない。医療崩壊により、心疾患や糖尿病、誤嚥肺炎など十分な救急医療が受けれれなかったために平年より死亡者が増加したことは十分考えられる。

もう一つの疑問点は、州政府によって過剰死亡者の中でのCOVID-19の死亡率が大きく異なることである。住民の生活環境が大きく異なるアメリカ。全国同一でないから不自然とは言えないが、州政府の対応の違いも疑われる。


U.S. deaths soared in early weeks of pandemic, far exceeding number attributed to covid-19
私のブログ記事
日本のCOVID-19 政府発表の感染統計、世界だけでなく日本でも無視されている原因は?
2020/04/27
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2020/04/13
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