日本のCOVID-19 政府発表の感染統計、世界だけでなく日本でも無視されている原因は?
2020/04/27
新型コロナウィルスの感染状況を過去の流行性インフルエンザおよび肺炎による死亡統計とを下記の論文の統計グラフと比較してみた。
人口動態統計からみた日本における肺炎による死亡について 池田 一夫 ,石川 貴敏
東京健安研セ年報 Ann. Rep. Tokyo Metr. Inst. Pub. Health, 69, 271-277, 2018

インフルエンザによる死亡は、2020の最低年度では男性96人女性65人を記録している。2016年では700人程度と増加している。肺炎とインフルエンザは重大な死因であることが分かっている。この論文では世界のインフルエンザ死亡数の推移データは参照していないが、下記の肺炎死亡率を見ると。


世界では、肺炎死亡率で見ると日本は多い方で、年間人口10万人当たりの死亡率は40未満、ヨーロッパ諸国では10程度となっている。
一方、現在のCOVID-19(新型ウィルス)の日本での人口に対する死亡率は(対10万人)は1名以下であるが、ヨーロッパではすでに上記肺炎の年間死亡数を超えている。いかに危険な感染障害であることが分かる。
日本のCOVID-19の現在までの死亡率が過去の年間インフルエンザ死亡数に比べて極端に少ないことが国際的にだけでなく日本でも、政府発表の統計が疑われている原因である。
政府、関係省庁は、記録改ざんや破棄などの事件により信用失墜の結果であろう。日本でも、行政と独立の機関、大学や独立系の研究機関が自由にデーターベースを公表すべきであり、これが許されていないことが信用されない原因であろう。
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