加齢に伴う運転能力の変化を運転中急ブレーキ頻度で測る
2020/03/06
現在、高齢者の視力や運動、認知能力の遅延効果による運転能力低下を運転中の急ブレーキによる減速加速度で評価する研究が進行中であるとの論文を見て。
2020/02/25
その一例として私の運転中の速度、加速度データを分析してみた。データはGPSの毎秒毎の速度記録から算出した。
運転は「全車速追随機能付アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)設定」の自動速度制御による一般市街道路におけるものである。ただし、この車(ボルボV-40)は、先行走行車の無い場合、停止信号による停止と発進にはブレーキ、アクセルペダルの操作が必要となる。
分析は、2015年3月(82歳)から2020年2月(87歳)までの約5年間の記録から行った。運転条件は市街地、信号設備、横断歩道の設定された通常道路を選んで行った。以下にその状況をグラフで示す。青入りのマイナス方向スパイクはアクセルペタル踏み込み時のもので、残念ながらこの車ではブレーキ踏み込み記録は無い。







以上。左表に急減速加速度ブレーキ0.35m/sec^2を限界値とする運転中の推定回数と運転時間全体との出現率%をまとめた。
出現回数が極めて少ないため誤差限界値以下で経年齢変化を見ることは出来なかった。
この車で、日常運転している壮年者に運転依頼して統計を取りたいがまだその機会を得ていない。
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