住宅地の公道を利用して歩行者等の安全な通行を確保するため時速30kmのゾーンは、継続的に拡大しています。
<交通安全報告書 2018 |日本国際輸送フォーラム/OECD 10 スピード管理のための施策が実施されています。住宅地の公道を利用して歩行者等の安全な通行を確保するために2011年に導入された時速30kmのゾーンは、継続的に拡大しています。>
上記は、今年の国際交通フォーラム(ITF)に報告されている日本の最新報告の一部。これはどう見ても嘘としか思えない。
日本の住宅地の現状の一例、道路標識も何もない無制限道路、朝には手前の道路の渋滞を避けて通り抜ける車が多い、町内会が標識を要望しても無回答、無法状態で放置されている。公道ではない建前から管理責任は無いとの解釈であろうか?

下は、同じような環境のスペインの住宅街で見た道路標識、速度制限標識の上の三角標識は、歩道に速度を強制的に制御する突起が設けれれている警告。警告を無視して高速で通過すれば衝撃ばかりでなく、車の下部機構に障害が起こる場合もありうる高さ。前方に白く見える横線がその場所。

極端な例を示したが、歩行と混在する市街地や住宅地、学校、遊園地近くの道路の交差点や横断道路では、路面に凹凸の帯を設けて強制的に速度を制限する例は、ロンドン市街、やアメリカの住宅街、大学構内など普通に見られる光景である。
日本では、大学構内など試験的に設置した例を見たが、どんな理由かしばらくすると撤去されている。
本来車で通り抜けるべき道路でない箇所での事故は運転者の自己責任。道路管理当局の知ったことではないとのことか? 道路交通法にそのような法文があるのだろうか。
速度制限標識や安全標識が無い通り抜け車両の多い日本の住宅区域内の道路2014/11/29 https://spaceglow.blog/2014/11/29/%e9%80%9f%e5%ba%a6%e5%88%b6%e9%99%90%e6%a8%99%e8%ad%98%e3%82%84%e5%ae%89%e5%85%a8%e6%a8%99%e8%ad%98%e3%81%8c%e7%84%a1%e3%81%84%e9%80%9a%e3%82%8a%e6%8a%9c%e3%81%91%e8%bb%8a%e4%b8%a1%e3%81%ae%e5%a4%9a/
スピード制限標識 日本、ニューヨーク州、マサチューセッツ州の場合2014/08/11