コンテンツへスキップ

認知バイアス と 日本の高齢者運転免許行政  

2019/10/20

認知バイアスとは、認知心理学や社会心理学での様々な観察者効果の一種であり、基本的な統計学的誤り、社会的帰属の誤り、記憶の誤りなど人間が起こしやすい条件付けである。認知バイアスは、事例証拠や法的根拠の信頼性を大きく歪めることなる。 ウィキペディア

下のグラフは、高齢者の運転免許継続保有制度の極端に異なった三ヶ国について、高齢者道路交通事故死者数比を示したものである。ここでの死者数は、歩行、自転車を含む全道路事故死者である。

事故死者数は、壮健者層(25歳~64歳)と高齢者(65歳以上)の各層の人口10万人当たりの数で比べたたもので。人口の高齢化率の効果は消去されている。

フランスは生涯免許保有制度、イギリスは下の表に示す様に、70歳以上では3年毎に医療健康状態リストによるアンケート記入方式で自己申告の義務を課せられる。その結果、医師の診断が必要と判断された場合には医師の診断書、運転機能障害の場合には運転アセスメントを受け合格する必要がある。いずれにしても基本は自己申告であり、年齢を基準にした官憲による差別的な制度は許されていない。高齢者の自己判断力と責任、人権は尊重されている。

このグラフは、高齢者の免許維持を困難にする日本の制度の誤りの証拠をはっきり示している。高齢者の運転免許保有率の少ない日本だけが、飛びぬけて歩行者や自転車利用が多く、高齢者の死亡の割合が高いばかりか年次系列でも増加傾向を示している。

高齢者を差別し、官憲による強制システムで運転免許の継続交付を有料で義務付けしているのは私の知る限り日本だけ(自動車交通先進国)。また、一律に路上運転試験を義務付けている国(州)も現在は無い、以前には運転試験を課していたアメリカやオーストラリアの州政府があったが、現在はその効果がないことが判明し全廃している。

ここでの認知バイアスは、基本的統計学的誤りと警察権力という社会的帰属の典型的な誤りといえるだろう。

高齢者運転講習: 社会問題にならないのは、皆が公平に受験しているからという理由の認知バイアスか?

極端な認知バイアス。日本のように、効果の科学的評価もなく、駐車場の様な仮想路上で行う運転技能テストを義務付ける有料の試験制度が続くのは不思議である。また、たとえ予備検査と言っても自動車学校で行う認知症テスト、医療法違反と見るのが正当だろう。

No comments yet

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google フォト

Google アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。