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高齢者差別にしかなっていない運転免許返納キャンペーンの実態 政府機関もメディアも  

2019/06/12

高齢者の乗用車利用を困難にする結果はどうなるか。現在公表されている交通事故データから詳しく予測することは困難だが、次の研究結果から推定する。

上のグラフは、乗用車運転者、歩行者、自転車利用者の年齢層別死亡事故率を比べたものの一例である。この三種の主な交通数手段別の利用時間当たりと、移動距離当たりを男女別に比べて描いたものである。何れの場合にも共通して乗用車運転が一番安全であることが分かる。

外出の目的を達成するための交通形態の利用は、一般に乗用車利用かタクシーでない限り単独ではありえない。また、移動距離による交通手段の違いもある。このような場合、車運転、歩行、自転車、バス、鉄道等それぞれバラバラに比較しても意味がない。

外出の実態に即した交通手段の組み合わせは、年齢ばかりでなく、居住環境、健康状態、社会生活習慣など一様では無い。然しながらこのような場合の統一された科学的研究は見当たらない。

例えば、比較的近距離の外出でのバス利用を考えよう。この場合、目的を達成するためには必ず歩行が伴う。また中距離の鉄道利用の場合には自転車との乗り継ぎも多いだろう。

正常な健康的生活では高齢者も外出が不可欠なことは誰でも理解できるはず。高齢者から運転免許を取り上げれば、昨今テレビや新聞、週刊誌種になっている高齢者の運転事故の記事は見られなくなるのは自明の事実。 しかし、「高齢者は全面的に外出禁止、老人ホームに入れろ」という極端な政策でもない限り、 それが社会全体での交通事故死亡者や重傷者の減少ににつながるわけではない。より危険な、歩行中や自転車利用中の事故死が増加するのはフランスで実証済みである。しかもそれに関わるのは大部分は有職年齢の運転者であり高齢運転者だけではない。これは、高齢者差別そのものである。

その他、公共交通機関利用の場合、公衆衛生上の問題も大きい。免疫力の弱った高齢者や健康障碍者、単に感染症ばかりでなく、冬季や夏季の気温変化、バス停車場では一般に風雨除けのシェルターもない。鉄道でも新幹線以外エアコン付きのホーム待合室もない。乗用車ならこれらの環境負荷からも保護される。

人生100歳時代、賢いあなた方もやがて差別される側に回ることの思いに至らないのが不思議でならない。

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