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両親から運転免許証を取り上げることは、交通事故死の恐れを増加させるばかりでなく、社会活動からの孤立により認知症を加速させる害悪の助長にしかならない。

2019/05/17

今朝の朝日新聞声の欄、子供が老父母の運転を止めさせた投稿がまとめられていた。これは、自動車運転が最も危険と思い込まされている間違った情報、警察庁やそれを鵜呑みにしているメディアの作り上げた嘘のせいである。

下のグラフは、自動車交通先進国の状態別死者数の構成率で描いたものである。日本だけが高齢者の歩行+自転車事故死亡率が他の諸国と比べ飛びぬけて多いことが分かる。

e-Stat 状態別30日以内死者数の欧米諸国との比較(p14)より編集。

日本では、高齢者の乗車中事故死は際立って少なく、歩行や自転車利用中の事故死の方が断然多いことに注目すべきである。この統計では乗用車は同乗中の人員も含めたものであり、原因を分析するには詳細なデータが不足ではあるが、日本では、高齢者の運転免許保有者が少なく主な交通を歩行や自転車に頼っているからと見られる。

日本ではより安全な公共交通機関が発達しているが、これらを利用するには歩行や自転車移動が伴い総合的には安全とは言えない。

両親の安全を思うなら、そして、両親に代わって運転ができない状態ならば、出来るだけ長く運転を続けられるよう、安全補助装備の整った車の利用を援助し、本当に運転が出来なくなった時には、住居環境を含め安全な移動方法を具体的に支援すべきである。

両親から運転免許証を取り上げることは、交通事故死の恐れを増加させるばかりでなく、社会活動からの孤立により認知症を加速させる害悪の助長にしかならない。結果は、本当の親思いにはならない。

これは高所得先進国では自明の事実として理解されていて、行政や研究機関では対策が研究され多くの報告がされている。

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