軽自動車の人身事故発生率 保険会社の広報より
2019/04/24
保険会社の広報より。女性や高齢者の利用が多い軽乗用車、このデータは乗員だけのものか、歩行者に対する事故も含んでいるかわからないが、低速での歩行者との衝突でも歩行者の頭部損傷を起こす確率は、前方にエンジンルームを覆う鼻を持つ普通乗用車に比べ大きいことが知られている。

上のグラフでも、普通乗用車やトラックより、軽乗用車や軽トラックの人身事故の方が多いことが分かる。
高齢者や生活利用の女性運転者は高速道路や長距離運転をしない、住居の周り、知った道を短距離・短時間の運転が多いから移動には軽自動車で十分との認識しかない。そのうえ一般に経済力の低いこれらの層にとっては経費の安いことも大切な条件である。
しかし、軽自動車が殆ど実用化されていない欧米高所得国でも、乗用車を年間短距離・短時間しか利用しない運転者は普通の運転者より事故に遭遇しやすいことが統計的に証明されている。
自動車に関する関心のない利用者、軽乗用車が危険であることを知らされる機会はなく、思い込みで、低速で走るだけ、知った道の商業地や住宅付近の道路を走るだけだから安全と思い込んでいる。
総合的な安全情報を正しく知らせる公的広報機関が望まれる。
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