道路交通事故死者の国際比較 OECD広報から
2019/03/01
OECDであなたの国を比較する
今回は、何も手を加えず上記のデータベースから引用したのが下のグラフである。選んだ国は、日本と国土の状況がよく似たイギリス、自転車交通の盛んなオランダ、ビジョンゼロの発生国スウェーデンとした。


上段のグラフは、交通手段別の場合で、乗用車乗用中の死者率 (人口10万人当たり) 日本は この4か国中で1990年以来最低を記録していることが分かる。それに比べ歩行中の死者は飛びぬけて大きいばかりか減少率も最も小さい。自転車は自転車王国と言われるオランダと同程度。
下段のグラフは年齢層別道路交通事故死者数の場合で、日本は64歳以下では他の国と変わらないが、65歳以上で際立って多いことを示している。これをは、日本では高齢者の自動車利用が少なく、歩行者が多いにもかかわらず、歩行や自転車の道路安全環境が悪いことを表しているのではなかろうか。
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