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高齢者の道路交通事故は歩行中が最も危険 高齢者層を3階級に分けた状態別分担率から 

2019/01/29

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警察庁交通事故統計2018,10月のデーターベースより。表6 高齢者の年齢層別、状態別死者数の推移、表17 原付以上運転者(第1当事者)の年齢層別死亡事故件数の推移。

棒グラフの左から4列目までは、状態別交通事故死者数の年齢層別分担率で、何れも最高年齢層では60%以上の分担率であるが、その内でも自転車と歩行中が最も多いことが分かる。右2列は運転者の状態分担率を表すもので、運転者の(第一当事者)死亡事故件数と運転免許保有者分担率を比べたものである。何れも最高年齢層では50%以下である。

この警察庁のデーターベースでは、自動車乗車中の死者、および第一当事者死亡件数のうち運転者だけの死亡数が分類されていない。そのためこれ以上の分析は出来ないが、最高年齢者層の運転者が加害者となる分担率(第一当事者数)と加害者となる潜在性のある(運転免許保有者数)に比べ、被害者となる分担率が高いことを示している。

このデータベースでは74歳までは5歳区分であるのに75歳以上となっていて母集団の違いに注意する必要がある。

以上は高齢者層の交通社会における交通事故死者あるいはそれに関わる運転者の統計の実態の一例であり、多くの場合行われている高齢者自身の特性分析ではない。混同しないでほしい。

社会政策の根拠とすべきは実態の総合分析であり、高齢者個々の特性ではない。

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