世界人口推移の履歴と将来予測 生産人口に対する被扶養人口の割合 国連資料から
下のグラフは、私が2010年にブログに投稿した日本の人口構成値の推定分析値でこれを再表示したものである。この記事は今日までに私のブログの総表示数の多い方から2番目、千六百余りの表示数を頂いでいる。
日本の世代別生産年齢層のGDPと社会貢献度 2010/08/07投稿 総表示数 1,626
これで見ると、1940-1950年台の非生産層の全人口に対する比率は50%強、以後減少するがこの比率が再び同じになるのは2040年以後との結果を得た。
この状況を、今回公表された国連のデータベースと比較してみた。
下のグラフは、このデータベースのCSVファイルをダウンロードして主な国の経過および推定値を描いたものである。どの国も共通して2000年から2015年の間が最も生産人口が多い暦年代であったことが分かる。以後主に高齢者の増加により被扶養者人口の割合が増加する。
この中で、日本(赤色)は1950-1970年代これらの国々の中では少し異なった傾向を示し、1950年100%であったものが年とともに減少し、1995年日本経済のバブル期の頂点と生産世代人口の極大期が一致している。以後急速な高齢化により2035-40年には再び100%を超える。これは非生産年齢層人口が生産年齢層の人口を上回ることを表す、そして2055年にはこの比率が1.2倍弱のピークを迎える。韓国も少し遅れて日本の場合と同じ予測を示している。
このグラフでは分母を生産年齢層(20-64歳)に取っているので、縦軸のスケールは私のグラフ(分母が全人口)と異なる、私のグラフで50%は国連のグラフでは100%に相当する。国連のグラフで見ると日本の場合1950年で生産年齢と非生産年齢がほぼ同数、再び同数となる将来の推定値年はは2040年少し前となっていて、私の推定値2040年直後とほぼ一致している。また、一致するのは当然ではあるが、生産世代人口率が最も高かった年代は、国連、私の分析値共に1995年頃、被保護者率は両者ともに60%程度と一致した。
私のブログ記事「日本の世代別生産年齢層のGDPと社会貢献度」現在までに大勢の方々のお目に留まったこと、それが間違いでは無かったとに安心するとともに、多数の方々の関心をいただいていることに感謝しています。