人口の高齢化と高齢者交通事故死との関係
2018/01/22
Road Safety Annual Report 2017 – © OECD 2017 のデータよりOECD加盟国(29ヶ国)の人口高齢化率と交通事故死亡者の高齢者構成率の相関グラフを描いたものが下図である。
不思議なことに、視覚的にグループIと、IIの二つのグループの存在が見られる。それぞれのグループ毎に指数近似曲線を求めて記入した。
このグラフから、人口高齢化率にた対する事故死亡構成率の大きさが違う二つの集団に分かれているようにも解釈される。
Figure 1.6. Share of the over 65 age group in the population and in total road deaths
日本は、高齢化率が最も進んだ国であることは周知の事実であるが、高齢者の事故死亡構成率でも最も多く、グループIの死亡構成率の大っきいグループに分類される。
この要因は何であろうか?
何れにしても、日本では高齢者の道路歩行者(自転車)の死亡構成率が70%余りもあることから、交通安全政策の最も重要対策は、高齢歩行者や自転車利用者を減らす政策であろう。
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