高速道路走行時の走行速度と血圧・脈拍数計測記録の一例
名神、東名高速道、中央、長野、上信越自動車道走行時の速度記録と血圧・脈拍数の変化を記録した。
12月8日 名神―東名―中央高速、約2時間継続走行中の平均値は、
収縮期血圧:146mmHg、拡張期血圧:86mmHg、脈拍数:91bpm.
12月11日 上信越ー長野―東名ー名神走行時では
収縮期血圧:143mmHg、拡張期血圧:82mmHg、脈拍数:88bpm
自宅での日常生活時の平均値は
収縮期血圧:124mmHg、拡張期血圧:71mmHg、脈拍数:62bpm
高速運転時の上昇値は
収縮期血圧:19~22mmHg、拡張期血圧:11~15mmHg、脈拍数:25~29bpm 程度であった。
高血圧ガイドライン(日本高血圧学会2014)の血圧分類表によると、運転時にはI度高血圧の分類に入るがそれでも正常血圧に近い値である。2時間程度の連続運転では変化の傾向は見られない。
血圧上昇がはっきり見られるのは運転中ではなく何れも降車直後、寒さによるショックと見られる血圧上昇の方が大きいのが見られる。
乗用車はボルボV40 2013年型で、自動車専用道路では、95km/hのクルーズ速度に設定、車間(時間距離3秒)で自動走行したものである。グラフの基線より垂直に伸びた赤線はアクセルを踏んだ記録で、高速道走行時にはアクセルから足を外した自動運転になっていることがわかる。下段のグラフ、中央道から東名・名神高速にかけては、工事渋滞や過密運転、無謀運転(車間距離を取らない)トラックに接近され逃げるために速度を上げたりで自動運転が出来無かったことがアクセル踏み込み記録記録からわかる。追突の危険を感じる工事渋滞、殆ど停止状態では、脈拍が顕著に上がったことがわかる(下図14時30分頃)。
高速道路では安全走行が容易でリラックスして走行できるが、過密様態になると危険を感じ脈拍が毎分値で100以上を記録した。
高速道路で唯一危険を感じるのは車間距離を取らないで後ろから接近して追い上げてくる車、特にトラックである。先行車がなければ速度を上げて逃げることができるが過密状態ではそれもできず危機感を増す脈拍上昇が起こることがわかる。
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