コンテンツへ移動

”高齢者の運転事故のニュースが後を絶たないのはそれが稀な事故だからである” メディアの事故のニュースはその日に起こった稀な事故が取り上げられ、毎日、日本中で起こる何十件何百件の事故はニュースにならない。 我々の認識はニュースで形成される誤りに気付いていない場合が多い。

2017/11/09

メディアの事故ニュースはその日に起こった稀な事故が取り上げられ、一日に日本中で起こる何十件の事故はニュースにならない。しかし私たちの認識はニュースによって形成される。

ニュース頻度と比べるため、下の表は、運転者の事故類型別・年齢層別(第一当事者)件数の2015年中の事故件数を1日当たりに換算し記入した行列表で、各セルを人数区分階級に分けて色分けしたものである。e-Stat警察庁データーべースより。

殆どの類型別事故にておいいて80歳以上の高齢者の件数は青色(1日当たり1件以下)であり、自動車事故で最も件数が多い車両相互事故でも55歳以下の運転者に比べ高齢者は少ない。高齢者は出合頭事故が多いといわれるがそのような証拠は見られない。車両単独事故についてはすべての年齢層であまり変わらないことがわかる。

高齢者は運転者が少ないから当たり前という声が聞えることは明らかだが、その事実を認識したうえでこれが日本の道路交通事故災害の実態であるといえる。

よくやられている、人口や運転免許保有者10万人当たりの換算した数値は、各年齢層区分での母集団の数が同じと仮定した場合で、非現実的な仮想の場合である。高齢者の運転欠陥の研究には意味があっても社会全体の交通事故対策の主要な要件にはならない。

上の表で 0.1というのは10日に一回程度の事故でありそれが死亡に繋がる事故はさらに少なく何%のオーダーである(一か月に1回あるかないかの死亡事故)。ニュースの特性からすれば、これが高齢運転者事故のニュースが後を絶たない理由といえる。

高齢者の運転事故のニュースが後を絶たないのはそれが稀な事件だからである。

これは逆説ではない、証拠のある話である。

 

No comments yet

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。