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道路の安全性能の測定及び国際間の安全レベル比較 人口当たりの交通リスクと 道路ネットワークのリスクレベルの評価 日本では道路安全管理の質の悪いのが見えてくる 

2017/09/28

現在、世界の自動車交通先進国で議論されている重要課題は「高齢運転者対策」ではない。

ほとんどすべての国で、道路事故で死亡した15~24歳の若者の数が減少している。しかし、加盟32か国のうち、65歳以上の高齢者の死者数は16か国で増えた。その内訳は

”高齢者の歩行者死亡者が最大の割合を占めている”。

道路交通の安全性の測定及び国間の安全レベル比較をする場合、一般的には、次のようなインジケータが使用される。
① 人口当たりの死者数(死亡率)
② 自動車の走行距離当たりの死者数(致死リスク)
③ 登録された自動車台当たりの死者数
しかしこれら各指標を用いた国の比較は一致しない。

具体的には、以下の数値で表されるのが一般的である。

① 住民10万人あたりの死者数
住民の数の最も多く使われる分母であり、ほとんどの国で公表されていて利用可能である。また、医学的なリスク等とも比較できる。

② 10億VKT(車台数×走行距離km)当たりの死者数
この指標は道路交通の安全品質を記述し、理論的には最良である。
道路ネットワークのリスクレベルを評価する指標にもなる。

③ 登録車1万台当たりの死者数
このレートは、車種別の数や年間の走行距離は不明で、このインジケータは、
同様の交通と自動車利用割合の国間の安全性能を比較することはできよう。

以下に日本とヨーロッパ主要国との比較グラフをしめす。

順位では8番目であるが、この数は自動車乗車中事故死以外の総ての交通死者数であり、日本で特に多い歩行者と自転車の死者を含んだものである。これを除くと日本の乗車中事故は世界一少なくなる。(前ブログ記事等)

この場合は順位はヨーロッパ諸国と比べると最下位に近い。道路の安全管理インフラがヨーロッパ先進諸国に比べ悪いのではなかろうか? アメリカも日本より悪いが、下のグラフと合わせて見ると車1台当たりの走行距離がアメリカでは大きいのが原因と推定される。国土と運転状況が違うことが大きいのではないだろうか。

日本と大差のない条件のヨーロッパ諸国では、日本の車台数当たりの事故死者最も少ないグループと見られよう。車1台当たりの死亡関与率が小さいといえる。

Road Safety Annual Report 2016

http://www.oecd-ilibrary.org/docserver/download/7516011e.pdf?expires=1506559073&id=id&accname=guest&checksum=C6BC73AD2BD26B30CCC95BAE834D8FF2

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